「いや、今思うと脅されたのかもしれないな？僕の友達に手を出したら、きみの正体をバラすぞ、と……」



阿良々木くんの背後から睨みをきかせる忍野さんシリーズ。
中巻から重ねてきたーーーーー（ｷｬｯｷｬｯ

勿論、忍ちゃんも含めてのことなんだけど、それがまた嬉しいんだけど、「友達」っていうくくりだと阿良々木くん個人ぽいじゃん？と思ってきゅんきゅんくるわけです。お、おれ、メメこよだから……（知ってる

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扇ちゃんは、こよみんと忍野忍の共同制作――というのが、じわじわと胸にきます。
子供をなさない、なせない二人は、化物をなしたんだろうか、って。
暦と忍はお互いの子供が欲しいとは思わないだろうけど……だからこそ、かなあ。
扇ちゃんという存在が二人の生み出したモノだとすると、より、切なくも愛しいのです。

『少女不十分』の中で、「化物を助けてしまった偽善者と、彼を愛してしまった吸血鬼」の物語と表現された物語シリーズ、これは忍と暦のことなんだけど、ちょっと、扇と暦のことにも感じられますね。
扇と暦もまた、愛憎で繋がってゆくのだろうから。