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うん、真夜中テンションだろうが朝テンションだろうが恥ずかしいや! これが通常運転だった!(涙目)
まあ何というか、言葉より身体先行ってのもいいなーって思いまして。
ちなみに心のほうは周回差をつけて先を行っている。
気付けばつばさキャット(下)発売予定日まで一月を切りましたね!
楽しみだなあ。その前にWEB配信する時間はあるのか、ちょっと心配だけど。
ただ、配信/発売されてしまうと出来なくなるもの、それは妄想最終回/コメンタリー。はい始まった。
例のアニメオリジナルの忍野の挨拶in屋上の所なんか大変ですよ、脳内神原が。
(ふ、と笑って見送る忍野)
「決まったな・・・」
「ん? 何が決まったの?」
「羽川先輩ともあろうお方がとんだ愚問だな。無論、冬の新刊のネタだ!」
「新刊? 神原さん、本を作るの? でも、どうして今決まったのかな?」
「いや、羽川先輩はご存知無くて構わない話だ。どうかそのまま、清い心を保って欲しい」
「よく分からないけど、とにかく清くない内容なんだね・・・」
羽川が神原のそっちの属性を知らなくても面白いですよね!
まあ何というか、言葉より身体先行ってのもいいなーって思いまして。
ちなみに心のほうは周回差をつけて先を行っている。
気付けばつばさキャット(下)発売予定日まで一月を切りましたね!
楽しみだなあ。その前にWEB配信する時間はあるのか、ちょっと心配だけど。
ただ、配信/発売されてしまうと出来なくなるもの、それは妄想最終回/コメンタリー。はい始まった。
例のアニメオリジナルの忍野の挨拶in屋上の所なんか大変ですよ、脳内神原が。
(ふ、と笑って見送る忍野)
「決まったな・・・」
「ん? 何が決まったの?」
「羽川先輩ともあろうお方がとんだ愚問だな。無論、冬の新刊のネタだ!」
「新刊? 神原さん、本を作るの? でも、どうして今決まったのかな?」
「いや、羽川先輩はご存知無くて構わない話だ。どうかそのまま、清い心を保って欲しい」
「よく分からないけど、とにかく清くない内容なんだね・・・」
羽川が神原のそっちの属性を知らなくても面白いですよね!
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月の出ない夜、廃墟は限りなく真の暗闇に近くなる。
雨こそ降っていないが、空は分厚い雲に覆われて、遠くで時折低く鳴る雷鳴があった。
闇に沈む室内へ届くのは、建物近くの道路を縁取る街灯と、遠くの家並みから零れる灯りの、微かな光のみ。それも、深夜となれば数は限られている。
殆ど手探りで階段を上った少年は、辿り着いた軋むドアを押した。
「――やあ阿良々木くん、待ってたよ」
窓辺に腰掛けている為に辛うじて輪郭の読み取れる男が、当たり前のように出迎えた。
「ここまで来るのは大変だったろう、今時分の君には暗闇を見通す視力なんて無いから」
「ああ。でも、ここの造りはもう頭に入っているから」
まるで待ち合わせでもしていたかのように、何の確認もせず、何でも無いやり取りを交わしながら、暦は忍野へと歩み寄った。
「で? 今日はどうしたんだい。見たところ、差し入れに来てくれたわけでも、女の子を見せびらかしに来たわけでも無いようだけど」
目の前まで来た暦の指を取って弄びながら、忍野が問う。
「別に、用事なんか無いよ」
されるがままに自分の手を長い指に預けて、暦は幾分素っ気無く応えた。
触れ合うほど近くに居る為に、仄かな灯りのみでも互いの表情が見える。
忍野は暦の指を口元まで持って行き、それに唇を触れるようにして、
「何だいそりゃ。僕だってそう暇じゃないんだよ」
「常に暇そうに見えるんだが・・・」
見上げる先の幼さを残す顔立ちが、今夜はやけに大人びて映った。
そりゃあね。
僕は急用に煩わされるのが嫌いだからさ――と、軽く笑う顔は、まるでいつも通り。
それでも。
視線がかち合った瞬間、
「君が来るのをいつでも待ってるんだよ」
二人は同時に顔を寄せて、唇を重ね合った。
「・・・ふ・・・」
繋いだ指はそのまま、空いている方で忍野は暦の腰を引き寄せ、暦はその肩に手をかけて。
忍野が拙い暦を優しく翻弄するようにゆっくり味わえば、少し苦しげな声が喉の奥から漏れた。
「――忍野」
「んー?」
「男同士ってどうやるのか、知らない」
「僕も知識だけだなあ・・・」
まあとりあえず、Aの次はBだねー。
ふざけた口調で言いながら、忍野はするりと暦のパーカーの下に手を滑らせ、撫で上げるようにして裾を上げていく。その間にも、幾度か顔を返しながら、キスは止めない。
「おし、の」
ふるっと震えた暦が、掠れた声で呼びかけた。
「何だい」
途中で嫌になっても、もう帰してあげないよ。
「じゃなくて」
「うん?」
後で、告っていい?
「駄目」
僕はね、先手を取られるのも嫌いなんだよ。
間近にある、意外と真面目な表情に暦は笑って、
「じゃあ早くしろよ、そんで、早く好きって言え」
首筋に悪戯を仕掛ける忍野の頭を抱き締めた。
そんな初めて妄想。
言葉が達者な二人には、言葉はかえって邪魔みたい。
はい、書いた人完全に真夜中テンションですー。
携帯より。
イヤホンで本編音声をじっくり聴いていると、細かい音の演出が凄く面白いです。
台詞のバックで鳴っている音ひとつをとっても、一言ごとに切り替わったりするのね。
「別に、許せるしさ」
の後に音楽が止まって、低いノイズのみになって、
「いいよ」
の時だけ全くの無音になったり(今確認出来ないけど確かそんなだった気が)。
それで、あの台詞がすっと浮かび上がるように聞こえるんだなあ。
音が段々減って消えていくのが、そこまでのシーンでぐちゃぐちゃ絡み合っていたキャラ達の感情やら思惑やらが、暦の決断と共に一旦クールダウンしていく感じ?で、忍野がそれを許すことで一区切り、とか。
うーん、飽きないなあ。
イヤホンで本編音声をじっくり聴いていると、細かい音の演出が凄く面白いです。
台詞のバックで鳴っている音ひとつをとっても、一言ごとに切り替わったりするのね。
「別に、許せるしさ」
の後に音楽が止まって、低いノイズのみになって、
「いいよ」
の時だけ全くの無音になったり(今確認出来ないけど確かそんなだった気が)。
それで、あの台詞がすっと浮かび上がるように聞こえるんだなあ。
音が段々減って消えていくのが、そこまでのシーンでぐちゃぐちゃ絡み合っていたキャラ達の感情やら思惑やらが、暦の決断と共に一旦クールダウンしていく感じ?で、忍野がそれを許すことで一区切り、とか。
うーん、飽きないなあ。
荒川アンダーザブリッジ#6ネタバレで一言。
P子をレスキューする時の村長(超カッコいい)の走り方が、#1アバンの忍野ぽかったなって、思ってさ。
ああ、あれはあれだ、カッコいい走り方の代表例なんだな・・・と、のたうち回って笑いました。
ありがとうシャフト様。
あれを見て、最終話を待つ寂しさを紛らわそうと思います(本編見ろよ)。
追記を閉じる▲
それは本当に、とても勝率の低い賭けだったのだ。
*
季節は春。
日差しの麗らかな昼下がり、満開の桜が散る先を目で追っていたら、周りの風景に見覚えがあることに気が付いた。
いつの間にか、あの街の近くを通っていたらしい。
数年前、伝説の吸血鬼が舞い降りた街、何の変哲も無い貌をしながら幾つもの怪異を抱え込んでいた街。
そして、あの子が住んでいる街。
次の目的地へと向かう道を少し逸れれば、あの街へはすぐに到達出来る。そういう道に、僕は立っていた。
と、目の前にひらひらと舞い落ちるものがあった。桜の花弁だ。
思うよりもぼんやりしていたらしい。
――ああ、この辺は今頃が盛りだからな。
ほら、あそこの道沿いに植えてあるから、風が強いとここまで――
綺麗な黒髪に花弁を乗っけて、穏やかな目をして教えてくれた。
その声を。
声を、思い出したので、少し馬鹿をしてみようと思ったのだ。
人気の無い道をぶらぶらと歩けば、程無く覚えのある街並みに入っていた。
「この道はいつか来た道――ってね」
歌の歌詞のような風情のある状況じゃなかったけれど。少し笑いそうになる。
始まりは吸血鬼。
金色の、血も凍るほど美しい彼女。
傲慢で無邪気な残酷と、悲しみと誠実と優しさ。
それから、3人の手練のハンター。
一翼を欠いた二人はそれでも変わらず仕事に勤しんでいる事だろう。
そして、
「・・・何だろう。馬鹿な子供、かなあ」
本人が聞いたら間違いなく髪を逆立てて怒りそうな評価だが、これが正直な所。
本当に、救いようも無く馬鹿で、お人好しで、どこまでも優しい、いい子だった。
その愚直さや鈍感さに、時に苛立ち、時に惹かれ――惹かれ、合いながら、数ヶ月を過ごした。
いかないで
あの子は一度も口に出す事は無かったが、何時しかその瞳が雄弁に語るようになっていた。
不意に裾を引かれた日。振り向いた先の泣き出しそうな顔。
胸に抱き着いて離れようとしなかった夜。その震える指。
そんな一つ一つに胸を刺されながら、僕は何時しか離れる日の事ばかりを考えるようになっていた。
夏の近い、風の強いあの日、教室から走り出して行く彼の背中を見送った僕は、最後の後始末を終え、寝床にしていた教室のドアを閉め、住み慣れた廃墟の階段を――上っていた。
特に理由は無い。ただ何となく、そのままあっさりとは去り難かった、それだけだ。
勿論、そのただ何となくが僕にしては相当の問題行動だって事は分かっていたけど、気付かない振りで。
障り猫がほどいたロープが真横に流れ、ごうごうと風の音だけが耳を打った。
屋上から街並みを見渡していたら、あろうことかこのタイミングで一台の自転車が走ってくるのが見えて、笑ってしまった。
ああ、僕らには本当に、何がしかの縁があるのかもしれないね。ここでもう一度君の姿を見せてくるなんて、目に見えない誰かの粋な計らいのようじゃないか。
それを、今、切ってあげよう。
『阿良々木くん!』
阿良々木、暦くん。
白状するとね。
僕が何より好きだったのは、誰かの為に走る君の、その後姿だったんだよ。
そうして、僕は街を去った。最後に一番好きな光景を焼き付けて。
彼は怒るだろうか。僕を恨むだろうか。そして、忘れてくれるだろうか。
そんな女々しい事を暫く考えていたのを覚えている。自分の未練がましさに苦笑した事も。
彼のあの性格だ、10代の終りの日々を誰かの為に走り回って過ごすうちに、いっときの間違いみたいな感情のやり取りなど、多分忘れてくれる、忘れてくれたと思う。いや、若いってのはいい事だ。
――なら、この思いは。
何時まで経っても消え去ってくれない僕の恋情は、何処へ捨てたらいいだろう。
「・・・うん、そうしよう」
このまま歩けば、あの廃墟に辿り着くから、そうしよう。
これは賭けだ。とても安全な倍率の賭け。安全に負けて、安全に失恋するとしよう。
ひとつ。廃墟に阿良々木くんが居て、
ふたつ。僕を待っていて、
みっつ。僕を――まだ好きで。
三つ揃ったら、僕の勝ちだ。
あの子がそこまでの馬鹿だったなら、お伽噺みたいなその運命に、今度こそ乗ってやろう。
落書き帳の再会ネタの直前ということで。
忍野さんは本当に冗談みたいなつもりで廃墟に立ち寄ったのでしたーと。
モノ見りゃ踏ん切りも付くだろうと。
まだまだ阿良々木くんのしつこさもとい一途さを、甘く見ていたんですね。
Carrie Underwood/Ever Ever After
Storybook endings, fairy tales coming true
Deep down inside we want to believe they still do
本気でこの歌BGMにしてたらしいぜ・・・この管理人!
魔法にかけられてるのはお前の脳だって話ですよ!(恥ずかしいという感情はあるんですよ!?)