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小ネタ、感想、語り等置き場。現在は化物語(腐気味)中心です。☆『終物語(下)』までネタバレ有りです☆
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まるみらの湊さんから頂きました。ありがとうございます!

湊さんのぬこらぎこは絶品だった、ぜ・・・へ、へへ・・・(犯罪者の目付きで)。
だが、あの澄み切った瞳を前にしては到底いたずら心なんて起き・・・・・・・・・・・・起きないぜ!

指定→[ぬこらぎこ小]

は、半裸で[ぬこらぎこ小]!?
これはいい無茶振り・・・うけてたつ! うけて、たつ!!(平仮名なのはわざとじゃないよ!)

まあ、折角ですから、画像アップロードのテストも兼ねまして。
私でなく忍野さん家に、出現させてみたいですよね。

blog20100426_2.JPG

・・・少し、大事な何かを失った気がするが、気がするだけであろう、多分。


1.朝起きたら半裸の[ぬこらぎこ小]が隣に寝てました。どうする?
>>

目覚めると、僕の腕を枕にして阿良々木くんが眠っていた。

いや、ここまでは昨夜の通りなんだけど――
「・・・」
半裸というか、全裸だった。
昨夜は、ええと――と記憶を辿る。
終わって、適当に始末して、彼は半分眠りに落ちながら、僕に倒れ掛かりながらも、ももそもそとパーカーくらいは羽織っていたと思うのだけど、あれは何処に行ったんだ。
と、思いを巡らすまでも無く、その小さな身体の下に敷かれているのを発見。
ああそうか、服のサイズが大きすぎて、寝ているうちに脱げたんだな。抜け出したといった方がいいかもしれないけど。

――うん、現実逃避、終了。

すやすやと寝息を立てる阿良々木くんは、確かに阿良々木くんと分かる姿形なのだが、
「・・・忍ちゃんサイズじゃん」
年の頃なら8歳くらい。
跳ねたアホ毛も、長い睫毛もそのままに、阿良々木くんがダウンサイジングしていた。
頼りなく小さな身体を丸めるようにして、僕にくっついて眠る8歳児。
「何の、罰ゲームだ」
こういうサービスは求めてないよ、阿良々木くん・・・。

あと。

何で猫耳とか生えてるんだ。
ここまで来ると素直に夢だと思いたいのだが、そうなると僕は僕自身の正常性について少し考え直さなければならなくなるので、それもちょっと。


2.そんな事をしていると半裸の[ぬこらぎこ小]が目覚めた!どうする?
>>

そんな事=腕枕をしたまま硬直していると、僕の内心の動揺が伝わったか、阿良々木くんの目蓋が震えて、ぱちりと開かれた。
「・・・ふあ、おしの・・・おはよ」
そのままの姿勢で僕を見つけて、くあ、と小さく欠伸なんかしている。
まるで本物の仔猫のようで、いや、可愛いよ? 可愛いけど、だったらいっそ純正の猫にでもなってくれた方がまだ対処のしようがあるんだよ・・・。
「? どした?」
むくりと身体を起こして、立ち上がろうとする。
「うわちょっと待ったそのまま! じっとしてろ馬鹿!」
全裸だし!
さっきから僕の頭の中をちらちらと見え隠れしていた『犯罪』の二文字が、コンクリート塊の如き存在感で迫ってきてるよ!

「――え・・・?」
思わず大声を上げたら、肘をついて起き上がろうとする途中の姿勢のままびくりと止まった阿良々木くんが丸く見開いた目でこちらを見上げてきて――じわあ、とその瞳が潤んでしまう。
「あああごめんごめんごめん泣かないで。怒ってないから!」
慌てて身体を起こして、泣き出しはしないものの戸惑った色を浮かべる彼と向き合った。
机の上にぺたりと座り込む阿良々木くんは本当に小さくて、片手でゆうに運べそうだ。しかし、
「・・・君はこの状況、」
変だと自覚して、ないのか?
いきなり自分の身体が小さくなって、あまつさえ冗談みたいなオプション付きだというのに、彼の戸惑いの対象は、全て僕の反応に向けられているようだった。
「なんだ? おしの」
幼い口調ではあるが、特に動揺している様子も無い。僕の事も分かっているようだし・・・なら、下手に刺激するより様子を見るか。
「いや・・・何でもないよ。どこか、具合の悪いところある?」
「・・・さむい」
すり、と僕の胸に擦り寄ってくる猫耳子供。まあ、寒いだろうね、裸だからね。
未発達の幼い肢体が僕の肌蹴た胸に、って、こんな犯罪的な事をモノローグする羽目になった僕の身にもなれこのクソガキ!
「だから、くっついてくんじゃね・・・」
ああ、今朝は何だか阿良々木くんを怒鳴ってばかりいるなあ。
「! ・・・」
そして泣くよな、大人に大声出されたら子供は。分かってる、知ってるよ畜生。
僕は深く溜息をついて、軽く手を広げた。
「・・・分かった、おいで」
「ん」
途端、嬉しそうにぺたっと抱きついてくる阿良々木くん。頭のほうも子供なんだな・・・。
高校生相手に色々するのも相当アレだなーとは思ってたけど、上には上、下には下。人生何があるか分かんないよねー、と心で呟きながら、片手で小さな背中(僕の手で腰が掴めてしまいそうだ)を抱いて、傍らのパーカーを拾い上げた。


3.半裸の[ぬこらぎこ小]に作ってあげたい自慢料理は?
>>

はあ、もういいや、夢ってことで。
疲労を覚えたので、僕はひとつ、人として大事なものを棚上げしてみた。

阿良々木くんの服は着せたところでどうせ肩から落ちてしまうので、そのままくるんでしまった。
――正直に言う。滅茶苦茶可愛い。

「お腹、空いてる?」
「ちょっと」
「ドーナツは全部食べちゃったしなあ・・・。――後で買ってあげるから、ちょっと我慢して」
「ん」
髪の毛を揺らして、こくりと頷く。
素直でよろしい。それに助かった。
ここで駄々を捏ねられたところで、どうしたって外になんて連れて行けない。ここに残して出かける事も出来ない。
同じような背格好でも、人生(?)経験500年の忍ちゃんとは、訳が違うのだ。

大体、こんなの連れ歩いたりして、おまわりさんに捕まりたくないし、
――あらゆる意味で、人目に晒したくないし。

しっかし、少し落ち着いて眺めると、本当に子供なんだよな・・・。
無邪気な眼差し、素直な物腰。
安心し、全てを委ねきった様子で胸元から僕を見上げてくるその姿は、阿良々木くんでありながら――サイズとオプションのことを差し引いても――、阿良々木くんとは違う印象を僕に与えた。
比べてみると通常の彼は、僕の前では少々緊張している、張り詰めた雰囲気だったのだ。
「・・・阿良々木くん、僕の事怖いかい?」
「なんで?」
何でかな、そう呟いて、小さな頭をそっと撫でた。
嬉しそうに目を細めて、うっとりと耳を寝かせる彼を見ていると、何故だか少し、胸が痛かった。


4.半裸の[ぬこらぎこ小]とドライブ。何処へ行く?
>>

車でもあれば、買い物連れて行けたかなあ。
「でもごめんねー、僕、免許持ってないんだ」
「べつに、いい。おしのといっしょに、あるくのが、いい」
「・・・大きくなったら、一緒に行こうか」
「うん」
そう嬉しそうに笑われると。

そういえば、いつだったか彼と街を歩いたことがあった。
買い出しに出た時だったか、彼に荷物運びを手伝って貰ったのだった。
いつものように下らないことを喋りながら、心の片隅で、こういうの珍しいなと考えていたのを覚えている。
一緒に歩くのがいい、か。


5.半裸の[ぬこらぎこ小]があなたの為に歌ってくれる。何を歌ってもらう?
>>

「歌ねえ・・・あ、じゃあさ、あれ歌ってよ、照れ屋ちゃんの歌」
流行りの歌には疎いが、先日とある事情でお喋りする事になった、照れ屋ちゃんの持ち歌。あれは可愛かったなあ。高校生バージョンだったらちょっと抵抗あるだろうけど、子供なら男女の別もさしてあるまい。
そんな、ちょっとした思い付きだったのだが。
「わかった!」
張り切って歌いだす阿良々木、く、ん――て、

「『でもそーんにゃーんじゃ、だーめっ♪』」

「・・・!」
にゃ、って、おい・・・。
「『めーぐーりーあえたことがー、しあーわーせーにゃーにょー♪』」
少しはにかんで頬を染めながら、ボーイソプラノの少年が猫語で恋の唄を歌う姿は、それはもう強烈に犯罪的だった。
パーカーの裾からはみ出した、仔猫らしい短めの尻尾が、愛らしくリズムを取って揺れる。
いや、違うんだ、僕はもっとこう、ほのぼのした絵ヅラを想像していたんだ。こんな、訴訟なら100パー僕の敗訴みたいなトラップじゃなくて・・・。
「(中略)『ずーっと、ずっと♪』 ――うたえたぞ、おしの!」
えへんと言わんばかりの阿良々木くんの笑顔が眩しい。
まっしろまじめ光線こそ出ていないものの、出ていない故にこそ、それは直視出来ないくらいに。
「そうだねー・・・ごめんなさい」
今はただ謝らせて欲しかった。そうしないと、何らかの真面目な機関からお叱りを受けそうだ。
「なんであやまるんだ? へただったか?」
「・・・いや・・・。上手だったよ、ありがと」

(湊さんの真似っこさせて頂きました! あれは神チョイスと言わざるを得ないキリッ)


6.半裸の[ぬこらぎこ小]があなたに何か1つしてくれるって!時間は5分。
>>

今の阿良々木くんが僕にしてくれるべき事はただ一つだ。
早く元に戻って欲しい。切実に。

「なにがいい? おしの。なんでもするぞ?」
また張り切ってんなあ。
「・・・うん、ありがとう、でもいいよ、今、歌も歌ってもらったしね。(これ以上罪を重ねたくないし、)ここに座ってなよ」
「そっか」
やんわり断ってまた頭を撫でてあげると、心なしか猫の方の耳が寝てしまった。
阿良々木くんは僕に借りを返したがってる所があるからなあ・・・肩でも叩いてもらおうかな。
それなら、兄弟、いや、確実に親子っぽいかも。
複雑な気もするが、訳の分からない罪悪感に苛まれるよりはマシだ。
そんな事を考えていると、あ、と小さく声を漏らして、阿良々木くんの耳がぴょこっと立ち上がった。
「どうしたんだい?」
「あのな、おしの・・・えっちなことでもいいぞ!「いやいやいやいやいやいやいやいや!!」
唖然として、台詞を遮り損ねてしまった。
えっちって、何を言い出すんだろうこの馬鹿猫子供は。

そんな子供の姿で言われても、悪いけど全くそんな気は起こらない。
そろそろ見慣れてきた半裸の格好も、もはや単なるその辺の子供(夏)にしか見えな――
「なあ、おしの、いれるのはむりでも、くちでなら、できrむぐ「頼むからちょっと黙ってくれるかな阿良々木くんははは」
年端も行かない子供の口を押さえる中年の姿が、そこにはあった。
問題あるのは分かっているけれど、僕としては寧ろ、出来るだけ力を入れないようにした配慮を褒めて欲しいくらいだ。
何処の国の生物兵器なんだよこの子供は・・・。死にたくなったらどうしてくれる。

――全くそんな気が起こらない、は、本当。
問題は、このエロい誘いをかけてくる(勘弁してくれ)子供が、阿良々木くんである――という事。
この相手を抱いた事があるという事実と、目の前の稚い様のミスマッチ具合が、僕を動揺せしめているというわけだ。

「――ぷは。なんだよいまさら。ぼくらもう、しらないなかじゃないだろ」
「そういうことは忘れておけよ今は!」

結局また怒鳴ってしまったが、阿良々木くんは、今度は楽しげに尻尾を揺らめかせ、くすっと笑っただけだった。


7.あなたが半裸の[ぬこらぎこ小]に1つだけ何かしてあげられます。
>>

何だかこの数時間で、一気に歳食った気がする・・・。

「うーん、何かしてほしいこと、あるかい?」
エロい要求でもしてきたら説教だ、と思いながら尋ねてみた。
阿良々木くんは一回耳を震わせて考え込み、やがて、僕を見上げて柔らかく微笑んだ。
「えっと・・・ぎゅっとして」
「!」
ある意味難易度が高いな、恥ずかしいって意味で。
あと、一瞬エロ要求を想定した僕が無駄に駄目な大人っぽい。
そんな僕の心情にお構い無しで、阿良々木くんは、さっきの妖艶な笑みが嘘のように、腕を伸ばしてくる。

抱き締めるなんてもう珍しくも無い事だけど、改めて言われると普通に照れくさいものだ。
僕はあまり力を篭め過ぎないように、しかししっかりとその矮躯を抱いた。
腕が余ってしまうくらい細い身体。僕の首に回された細い腕。
「へへ」
嬉しそうな笑い声を聞きながら、目を閉じて。

ああ、大事だなあ――と、心から思った。


--- -- - -


その後、一晩明けたら僕の身体は元に戻った、らしい。

らしいというのは、ショタ猫化していた時の記憶が、僕に残っていなかったからだ。
だからそんな恨みがましい目で見るなよ忍野。何をやらかしたんだ、ショタ僕。
まあ、何らかの形で忍野を困らせたらしいのは確かなので、僕は僕を褒めてやりたい所だが。

「阿良々木くん、何で仔猫なんかになっちゃったの」
苦笑しながら忍野が尋ねてくる。
僕は少し考えて、答える。
「なりたかったから、じゃないか?」
「だから、なんで?」
「教えねえよ」

小さい猫にでもなったら、そのポケットに入ってどこでも一緒に行けるかもしれないから。

なんてな。


8.次に回す人を5人まで!人物指定付きでどうぞ!
>>
急には思いつかないよ、こんな高等なバトン!(笑)
とりあえずフリーで置いておきます。
ある日突然誰かのところに行って強要するかもしれません(都市伝説か)。



バトンお持ち帰り:
http://www.blogri.jp/baton/?id=77522

 



ああ、忍野さんと一緒に動揺したけど楽しかった!
ちょっとぬるかったでしょうか。でも、激アツでやったらとてもまずい気がするの。



4/28、色々と付け足しました。
昨日は最後の方ちょっと寝てて、不本意な部分が多々あったので。
どう考えても余計な事をしてみた!

それに、嬉しい拍手を頂いたけど、返信不要っておっしゃるからさ・・・湊さんは私に、勇気を下さったのです!(名前出しちゃった!)
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