忍者ブログ
小ネタ、感想、語り等置き場。現在は化物語(腐気味)中心です。☆『終物語(下)』までネタバレ有りです☆
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


◆どういうわけだか懐かれる

「阿良々木くんだって、別に僕に好いてほしくはないだろう。気持ち悪いことを言わないでくれよ、不愉快だなあ」
しっし。

そうして、冷たく手を振ってやった。
阿良々木くんは束の間言葉を失って何か思いを巡らせたようだが、それ以上言葉を重ねる事は無かった。

ちょっと言い過ぎた感はあるけれど、僕の君への扱いが荒い、なんて言うからだよ。
この僕にそんな事を言う人間が如何に希少かなんて、君は知らないんだろうなあ。僕は人に馴れ馴れしく振舞うことはあっても、馴れ合われるのは御免だという、身勝手な大人なのさ。

まあ、この非常時だ、これだけ言えば阿良々木くんも、少しは緊張感を取り戻して――

「――夜道に気をつけろよ、テメエ」

・・・あれ、何だこの甘えた声。
何かさっきの台詞、ちょっとした意地悪くらいに流されてないか?

「心配ご無用。僕は夜行性でね」

無用どころじゃない。
信頼しきった、油断しきった眼差し(クールなつもりなんだろうなあ)に内心溜息を吐きながら、僕は、自分の不手際を軽く呪うのだった。

(そういや『深い仲』なんて言った時も、特に否定しなかったなあ、この子)

参ったなあ、うっかり両思いじゃん。


--- -- - -


◆行動力に度肝を抜かれる

◆恋愛対象には・・・ちょーっと無理だろ・・・

◆相手が必死すぎて心が折れそうです

◆分かった分かったから、
 



他のお題も、思いついたら埋めていきます。
「chiru」様より。

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック