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あとがたり・WEB配信版きた!
あああん、つばさキャット(上)で収録されなくて、待ってたー!
楽しかったなあ・・・ということで、つづきからネタバレ感想をちょろっと。
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■「あとがたりぃー」
声が若干ダレている!(笑)
笑っちゃってるのがすいません、可愛いです。間が・・・空いてますもんね・・・。
こっちはここ最近化化化化一色で暮らしていますから、間が空いた感覚ってそれほどは無いのですが、スタッフ・キャストさんは他の事もやってますもんね。それでふっとまた化の世界に意識を戻せるのって、うーん、プロフェッショナル。
■白黒の間
わあ、堀江さんの素の声ってこんななんだ。
羽川とブラック羽川の間みたいな感じ・・・高低でなくて、テンション、かしら。
柔らかいんだけどテンポ良くて、小気味良い。
■「僕と堀江由衣ちゃんの二人きりで」
言葉の端々に覗く嬉しそうな感じが、暦が降りているかのようだよ。
「つばさは可愛いもんねー」
「幸せですよー」
暦・・・? 暦なの・・・?(笑)
■「できることだけ☆」
かわいいいいい(バターン)
やべえ、音声ゲット。
ゲットしてどうすることもないけれども!
■「ここまでやっていいんだったらもっとゆっくり…と…ねえ」
スケジュールに関して、ぶっちゃけ気味なお二人(笑)。
■「斎藤千和が怒り心頭」
そして神谷さん爆笑である。ひどい!(笑)
他のあとがたりで何度か言ってらっしゃいましたもんね、あんな何回も何回も流しやがって・・・!って。
可愛いのにー。ふふふ。
するがモンキーのあとがたりで、「ねえちょっとこれ聞いてなかったんだけどー!」って切り込む声が可愛すぎて覚えちゃった。
うん、俺、キメェ!
ああでもするがモンキー編のあとがたり、萌えも感動も目白押しなんだよな・・・感想書きたいです。例によって長くてキモい感じの(全く期待をそそらない予告だね!)。
■「猫の口をイメージして」
ああ、それで、にゃーんて感じに聞こえるんですね!?
猫の口・・・『3』を横に倒した形かな?『そういう声』という分類があるわけじゃないし、あくまでイメージなんでしょうけど、でも、『そういう感じ』に聞こえます。本当に。
プロの方が仕込む『形にならないもの』って、結構、伝わるっていうか・・・こういう何気ない事に、うわって鳥肌立つ気がする。
■「わからにゃい」
く・・・っ、こよみの声で・・・っ(前屈み)(やめなさい)
■「だいぶ、寄せ具合・上げ具合で出来が変わってくるんで」
出来って!(爆笑)
まあそうなんですけどもね! 堀江さんたらもう意外とぶっちゃけなさるのですね! 好き!
こういう瞬間に、女子としての好感度ってダダ上がりしませんか。私は上がります。
そして拘束具って。
ふつうにブラジャーっておっしゃってくれたほうが、なんぼか・・・(笑)
■「そりゃあねえ、暦もよくわからなくなりますよ」
何でお礼なのよ。
それはいいもん見たからです。
『よくわからなくなる』って言い方が凄く好きだなあ。
■「だいぶトゲトゲと」
おおー・・・!
キャラコメ楽しみだなあああ!
■「のびのびと、生きていけるんじゃないかと」
うんうん・・・!
ちょっとずつでもさ、不満だとかストレスを逃がす方法を覚えて、ただ強いだけじゃない、しなやかな強さを手に入れていくんだな。
化の女の子たちの何が好きって、怪異を乗り越えた後の美しいしたたかさ、なんですよね・・・。ラブ。
■「蟻について」
また蟻の話に!
一言でまとめるのは難しい話なんですが、『二割が、いや八割が、ええと、・・・うまく説明できない~』と、説明に困ってる堀江さんが可愛すぎた。羽川のようにはいきませんよねえ。
■「6行カットします」
名倉さん、ですか? そうだったんだ・・・一体どうやってあのジャストタイミングに台詞をかませてくるのかなと色々想像しておりましたが・・・一旦、一人でそれぞれのキャラになりきって一回読んで、タイミングを見極めて、現場で西尾先生が切って、書いて。
「愛ですよね」
愛ですね・・・!
そして総括があってとりあえずWEB配信版は終了ー。面白かったです!
うわあ、あと10日で発売ではありませんか。そわそわしてきちゃうなあ・・・
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の歌詞って、帰れなくなったメメラギっぽい・・・
と、あてどなさすぎてついったーでも呟けなかったことを、ここで呟いて眠るのさ俺は(誰だお前)。
――かつてそこには、家へと帰る道があった。
「もう、帰れなくなっても、構わないかい」
というわけで、「忍野さんが歌うとしたらどんな曲?(by撫子さん)に横から送るリクエストは、
『まどろむ暦に膝枕しながら、ぼそぼそとビートルズの歌を』
七実姉ちゃん、大好きなんです。
ということで、刀語7話、悪刀・鐚、感想+妄想をちらりと・・・。
■「姉ちゃんそれは!」
心を知らない七花が、たまに感情が露になるとどきっとする、わけですが、今回はここだったなー!
こなゆきの為に怒るのもよかったけど、ここの所の声の泣きそうな揺れが大好き。
七花は本当に姉ちゃんが大好きなのになあ・・・(グスッ)
■「次は勿論、首を落とすわ」
ごく当たり前に、姉弟が殺しあうのを必死に止めようとするとがめは、何て優しい人なんだろう。
あんな壮絶な人生を歩んできていて、何で、今でもあんなにまともに優しい人なんだろうと思います。
まあ裏で色々やってはいるんでしょうけど、そして七花が絡んでいるからこその思いなのでしょうけど、修羅場をいくつくぐっても損なわれない気高さと優しさがあるんだなあ。
この世のどんな言葉も優しさも届かない、七実といい対だなあ、と思いました。
落とされた髪に、ぐるりと火が回る演出が大好き。ぞくっとした。
期待通りのいいキレっぷりの七花がふっつーにカッコいいなー!
七実がとうとう生涯出会えなかった運命の人。ここも切ない対比。
七実はあれだ、玖渚的な天才なんですよね。
生まれた瞬間に「ああ、間違えた――」っていう。
だとすれば、七実の運命の人は最初から最後まで七花だった、のかなあ・・・。
■「噛んじゃったかな・・・」
「姉ちゃん! 姉ちゃん! 姉ちゃん!」てもう、姉ちゃんの前だとほんとにちっさい子供で、胸が痛い。
少女のように小さい体を抱きとめるシーンが悲しくて綺麗だった。
■EDでほんの少しだけ離れて見守るとがめにキュン。
中原さんの声は、儚くてとても素敵だ・・・うう(グスグス)
■「おいしいね」
うわーんもう・・・ど真ん中ストレート球に為す術もなく撃ち抜かれたよほおおお・・・可愛い大事な弟との、小さな幸せの記憶かあ。
本当、仲の良い姉弟なのになあ・・・。他の運命を選べない二人が悲しいなあ。
そしてその悲しいところが大好きです(お前・・・!)。
ちょっと七×七妄想。
ドらくがきですが、ちょっとえっちいかな。
下げますー。
*
「七花――あなたはいつか、この島を出て行くのよ」
(それは同時に、私の、終りの始まりとなるのでしょう)
「姉ちゃんを置いては、行けないよ」
姉ちゃんからはいつでも花の匂いがして、俺はそれがとても、好きだった。
イメージで(えええええ)。
すみません、うそをつきました。
・・・基本、七花を開発(開発て)するのはとがめなんだけども、それ以前に、ごくごく当たり前に、そういう自覚もなく、なんか、そんなでも、いいかなーって、ね?(同意を求めないで下さい)
ああ、戦場ヶ原さんも大好きな夢野先生の短編を思い出した。瓶詰地獄だっけ。あれも美しくも禁忌で好きですわー。
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「『今日も午後から局地的な豪雨』か・・・」
小さく息をついて携帯から顔を上げると、向かいに座る戦場ヶ原は、ノートに淀み無くペンを走らせる手を止めずに、
「七夕が快晴だったという記憶が、あまり無いわ。小さい頃は何度もがっかりさせられて、旧暦の関係で時期がずれているからだと知った時は、少し腹が立ったものよ」
「まあ、どうにもならない事だけどなあ」
昔の人が決めた暦だし。
その頃は毎年タイミングよく見事な天の川を拝めていたのだろうと思うと、ちょっと羨ましいけれど。
「そうね、仕方ないから誰かをいたぶって発散しようかしら」
「僕を真っ直ぐ見つめて言うな」
ふん、と再びノートに視線を落とす彼女は、無表情に見えてほんの少し残念そうだ。
多分、僕と一緒に星を見たかったとか、そんな事を思ってくれているのだろう。
・・・多分、きっと、ちょっとくらいは。
「――でも、いいじゃんか、七夕が雨でも晴れでも、どうでも」
「何よ、えらく軽い扱いをしてくれるわね、ろこすわよ」
「何そのスイーツっぽいのに剣呑な響き!」
じゃなくて。
「僕は別にいいんだよ、もう」
空の上がどうだろうと――
「――あー、やっぱりちょっといたぶっていいぞ、戦場ヶ原」
「阿良々木くんにしては殊勝な心がけだけれど・・・急に何故かしら」
「そうしたくなるような事を言うから、前払いだ」
「?」
君が僕の、輝ける星。
――――――――――
「――何を言い出すのかと思えば。阿良々木くん、余り無理をするものではないわ」
はっきりそう言った訳ではなかったけれど・・・今の僕にとっては戦場ヶ原が星いや勿論あくまでメタファーとしての表現ではあるもののそういったような存在であり、ですから別に今夜夜空の星が見られなくても差し支えないですよ? というような事をぼそぼそ告げた僕は、即座に死にたいほど恥ずかしくなり、熱くなった顔を出来るだけ背けていたのだが、一拍置いてから耳に届いた戦場ヶ原の声は、いつもの通り全く平坦で、むしろ軽く呆れるような色を含んでいるのだった。
「そんな、思いつきで恥ずかしい事を言ってみたものの、うわあこれはどう転んでも僕のキャラじゃないだろう何て事を言ってしまったんだいっそ今すぐ死にたい、みたいな顔をするくらいなら、軽々に口に出したりせずに、その度量の狭い胸に仕舞っておけばいいものを」
・・・分かってたけどね。こういう反応が返ってくるって。だから僕は今更がっかりしないさ。ああ全然しないとも。
「・・・悪かったな、キャラ違いで。でもだからといって、わざわざ僕の台詞で補足して追い詰めてくれなくても――」
って。
「だって見え透いているんですもの、阿良々木くんの顔ときたら」
「・・・戦場ヶ原」
「分かり易い事この上ないわ、浅薄で単純で――」
「おい、戦場ヶ原」
「まあ、恋人の誕生日にかこつけて柄にも無い台詞に挑戦するという蛮勇自体は、蚤の心臓と名高い(「名高くねえよ!」)阿良々木くんにしては、中々の――」
「センジョーガハラサマー」
「・・・カタカナ発音で私の発言を遮ろうだなんて、阿良々木くんはいつからそんなに偉くなったのかしら」
「ノート、破れてるぞ」
「――」
戦場ヶ原の白い手の下、あらぬ力でかき回されたらしきノートのページが、無残にもぐちゃぐちゃに波打っている。
「・・・」
動揺、したのだろうか。
「・・・言い掛かりはやめて頂戴」
「この期に及んでそれか・・・」
全く、僕の恋人ときたら。
「可愛すぎるぞ」
微かに、本当に微かに色づいた頬も。
僕の言葉に小さく震える長い睫毛も。
「・・・言い掛かりはやめて頂戴」
「言い掛かりかよ!」
萌えすぎて――蕩けそうだ。
昼休み携帯クオリティ。愛だけ込めた!
暦はあの星空デートの後、常にひたぎが可愛くて仕方ないだろうなー。
☆
7/10、ちょっと加筆修正しました。
むしろこの後半を書きたかったのですよ!
あー、一応書いておくと、このNL暦と、メメラギのときのBL暦は別の子・・・です・・・。それぞれの次元で、本命一本の子です・・・。すいません本当・・・自由で・・・!(だっ)(逃げオチ多いなーこの管理人)
海の家編・エピ→らぎです。
半パラレルかな!(半・・・!?)
ここでお葉書を一通――。
*
「――おらコヨミ! ちょっと来い、写真撮るから」
アララギの、俺のよりも幾分細い腕を引いた。
「な、馬鹿言うな! 末代までの恥を画像で残してどうする!」
ぎゃあぎゃあ喚く割には、ちょっと楽しそうじゃねえかよ。そんくらいは分かるようになってんだぞ。
構わずに半ば無理矢理、俺の携帯を弄るドラマツルギーの旦那(あれで意外と機械に強い)の前まで引っ張って行き、
「はい、ポーズっと」
ピースサインをかましつつ、空いてる方の手でガッと肩を抱き寄せた。――途端に、
「うわ! ・・・エピ、お前なあ、呑みすぎだろどう考えても」
胸元で苦笑する気配を掻き消さんばかりの殺気が、背中に突き刺さった。
――おいおい、ここはどこの紛争地帯だ? この世で最もお気楽であるべき海の家で、遠慮会釈も何も無くそんな剥き出しの敵意を投げ付けてくるってのは、いくら雇い主でもマナー違反なんじゃねえの? 目の前の旦那も、顔にこそ出さないが呆れてるぜ。
俺の背中に遮られてか元々そういうもんに対する感覚が鈍いのか、アララギのほうは一向に気付いていないようだから、問題無いといえば全く問題無いけれど。
ちなみに俺は本来、売られた喧嘩は即決即断・言い値で買い取っちまうほうなんだが――今夜は特別だ、無視してやるよ。
酒が入ってるのも勿論あるが、猫型の耳付きの髪飾りなんて笑えるもんをくっつけて、抱き寄せられた勢いで俺の胸にしがみつく体勢になってるアララギ、なんて、そりゃ機嫌も良くなるし寛容にもなる。
余談だが、このふざけた扮装は、俺とアララギ(と旦那達とその他)がバイトしている店の客寄せ企画である。
常連の女共の、なつのけもみみとれまつり(言葉の意味が普通に分からねえ)とかいう強力なリクエストに、オーナーが押し切られた格好らしい。(いや、あの顔は絶対ノリノリだったが――何が、『僕だって本当はこんな事を強いるのは忍びないんだけど、お客様の要望には出来る限り応えていかないと。いやあ阿良々木くんは本当に人気者だねえ』だ)
はじめはアララギ一人がやる予定だったのだが、オーナー命令に青褪めたこいつが涙目で一人にするなと縋ってきたので、まあ、仕方なく、仕方なく! 付き合ってやったわけだ。・・・そしてこのウサギ耳なわけだ。
こんな極東に来てまで俺は何やってんだと、自問しないでもない。
で、一日限定の企画(つってもこの格好で接客するだけだけど)も滞りなく(アララギが構われ倒して逃げ回ってたけど)終了し、今はささやかな慰労会、という状況。
話が逸れた。
とにかく、やってみたら意外と面白い・・・というか、猫の耳つけたアララギの姿ってのが、想像以上に・・・で、テンション上がってるっつうか。
それに・・・いや、それより、酒が入ってるとはいえ、この状況は、割と緊張するものがあって。
何馬鹿なこと言ってるんだよ、とか何とか冷めた目で言われやしないか、勝手に想像しては軽くビビってる自分――全く、ウケるとしか言いようがねえ。
*
はじめに感じたのは、苛立ちだった。
吸血鬼と人間、相容れない二つのイキモノの血、吸血鬼と人間、それぞれの特性。
俺と同じような境遇にありながら俺と正反対の性質を持つこの日本のガキに、俺はどうしようもなくイラついた。
俺は吸血鬼も人間も大嫌いだが、こいつはそのどちらをも――愛している。相容れない二つのモノを同時に愛するだけの、下地を持っている。それだけの事が出来る程に、愛されて育ってきているという事だろう。
実に、胸糞が悪かった。
そういう経緯もあって、俺はこいつに対する悪意を隠す気も無かったし、こいつはこいつで、俺のことが嫌いだと明言して憚らなかったのだ、が。
ある時、俺は気付いてしまったのだ、こいつの恐ろしい程の屈託の無さに。
表面上はツンケンしているが、よくよく観察してみれば、その言葉の裏に潜む敵意など、何処にも無かったのだ。
『おいエピソード、お前は知らないだろうが日本の夏は湿度とか半端無いんだからな、帽子も被らないでふらふら出歩いてたら、命に関わるんだからな。僕は、お前の事なんかどうでもいいけど』
一度は殺し合い、友人を殺されかけた俺という存在に対する敵意を、こいつは時間の流れと共に綺麗さっぱり何処かにやってしまっていた。
屈託が無いどころじゃない――馬鹿かと思った。そんな甘いこっちゃ死ぬぞと心配する気にすらなった。
『おい交渉人、アイツは馬鹿か』
『阿良々木くんは馬鹿だよ? それはもう吃驚する位。博物館級だね』
そうか、馬鹿か――と、ほんの少し見る目が変わり、変わった途端に、底抜けのお人好し加減やら、的外れな気遣いやら、間の抜けた優しさやらが見えるようになってしまい、その後は、何だかあっという間、だった。
女に惚れた事がねえわけじゃねえし、惚れられた事だって普通にある。
ただ、今回は状況が些か特殊だからか、上手く事を運べねえ。近付けば驚いて毛を逆立てるし、離れれば気遣わしげに寄って来やがるし。
その気になって見れば結構可愛いツラも、アジアンらしい綺麗な肌も、本当は今すぐ触れたいのに、出来ないのが、何だか息苦しくて。
それが、
今は、それが、イラつく。
*
「おっし、サンキュ、旦那。後でコヨミにも送ってやるよ」
「いらねえよ、何だそのスパムメールは」
「即答かよ・・・じゃあ、メアド知ってる連中全員に一斉送しn「すごく欲しいなあ是非送ってくれよエピソード!」
「そうかそうか、そんなに嬉しいかー」
小馬鹿にした調子でわしわしと髪を撫でてやると、この悪党・・・と上目遣いに睨んで、俺の手を払ってくるものの、その表情は実に微妙だ。
ムカつくけどちょっと嬉しい・・・みたいな。ああこれだからやめらんねえんだ、お前をからかうの。
どうやらこいつには男友達が少ないらしく(俺も人の事は言えねえが)、こういうじゃれ合いが嬉しいらしい。今だって、文句を言いながらも顔は笑っちまってる。
友達、って響きには大いに引っ掛かるものがあるが、今はそれでもいいだろう。
「そうだ、さっきの花火の残りあったよな、今から浜で片付けようぜコヨミ」
「それは片付けとは言わない」
例えばこんな風に他愛も無いやり取りだったとしても、実際、嬉し――
「・・・阿良々木くん、それにエピソードくんも。もう夜も遅いんだし、いい加減お開きにしたらどうかな?」
「・・・ああ?」
心中盛大に舌打ちをする。
この交渉人(色々事情があって今は限定的に俺らの雇い主)、いつもいつもいいとこで嘴入れてきやがって。
ジロリと目に力を込めてガンくれてやると、いつもの不愉快な笑みを浮かべたまま、互角かそれ以上の眼光で睨み返してくる。
「だからさー、阿良々木くんも今日は散々走り回って疲れてるんだし? 君も『お友達』なら、そこら辺気を遣ってあげないと」
「・・・気にいらねえなあ、本当」
ぼそり、と本音が口をついた。
今、水を差されたのもそうだが、何かというと俺とアララギの間に割って入ろうとする態度が、心底気にいらねえ。何なんだよお前はアララギの保護者か何かか。或いは――
「何か、言ったかい」
「別に? ああそうだな、もうこんな時間か。――年寄りは早寝だもんなあ、無理しないでおっさんはさっさと寝ればいいんじゃねえの」
さりげなく、腕の中の艶やかな黒髪に頬を寄せて、言ってやった。
・・・おお、すっげえ、今鳥肌立ったぜ。よく表情も姿勢も変えずにそんな臨戦態勢に入れるもんだ。
「こらエピソード!」
と、頭の下から呆れたようなアララギの声。俺の腕から抜け出す事もしないが、そのまま首を捻って軽く睨み上げてくる。
いやそれ、可愛いだけだぜ。あと誰かさんの殺気が2割増。
「あんまり忍野に絡むなよ」
おしの、という発音がいやに親密に聞こえて、ジリっと胸の端が焦げる気がした。
しかしお陰様で殺気も減退だ。見たくもねえからアララギだけ見てるけど、どうせ見下すような目になってんだろ。
「ごめんな忍野、遅くまで騒いじまって。ちゃんと片付けるから」
俺を見てた黒い瞳が、困ったように笑って奴を見る。
「――だから、忍野は先に休んでてくれよ。僕は、その、もうちょっとだけ」
仕事中だったから、花火、出来なかったし。
「――」
「――」
思わず、口の端にニヤリと笑みが上るのを抑えきれずに前方に目を移した。
そこには、先ほどと寸分違わない笑みを浮かべたまま、しかし確かにピシリと凍りついた奴の姿があり。
「決まりだな。よし行こうぜコヨミ」
何か行動に出る隙を与えずに、肩を抱いて脇をすり抜け――
(つうか出刃持ってんじゃねえよ、何だそのわざとらしい西瓜)
(いやあ、どっちを『間違えて』投げようかなーって)
俺は星空の下へ、愛しい者を連れ出した。
*
R.N.『恋するウサギ』ちゃん。
「なぜ人を好きになるとこんなにも、
何から説明すればいいやら・・・!
まあ、海の家編で、エピらぎということで、色々汲み取って頂ければ・・・幸いです!(丸投げだー!)
大好きな夏の歌、ミュージックアワーを海の家編のBGMにしていたら、これ・・・エピの匂いしない? と思いついてしまい(決して、歌詞に『エピソード』という言葉が出て来たからではない。と思いたい)、思わずウサ耳をつけてしまい、その辺りから、暴走してみました。
例によってついったでも呟いていたのですが、またもや素敵なネタも頂きまして!
天然残酷小悪魔な暦の「ごめんな忍野、」周辺の台詞は、TOSHIさんが下さいましたものです。ありがとう、ありがとう僕らのモエ神様ー!(もののけ姫風に)
続きに収納したのは、ちょっと調べてたら出てきた、ミュージックアワーのコーラスというか、バックで歌ってる歌詞です。可愛かったので自分用メモに・・・。
7/20、ちょっと危険な追記を追加。
ついったーでやり取りした、エピラギでSっ気アリのえろぐです。
作:TOSHIさん、トワコ
出演:にゃんこよみ、エピ。
「おらもっとケツ突き出せよ。そのかわいらしーしっぽ、味見はしてもいいんだろ?」
「にゃ・・・っや、めろこのへんたい・・・っ!」
「ああ?んな格好してわざわざ俺に犯されれにくるテメエの方がへんた
足首掴んでがっと広げて
「は――何がイヤだって?気取ってんじゃねえぞド●乱が。突っ込んでやるからせいぜい締め付け
「ゃ・・・だ、やだえぴ嫌だ・・・・・・ひぅっ!」
「うっせえんだよ。そろそろ黙って股開けや。・・・あ?何泣いてんだテメエ」
「は・・・っ、し、ぽ・・・はな・・・」
「尻尾?なんだ、コレちゃんと神経通ってんのか。つくづくウケんなぁお前は。――ああそうか」
「なっ!な・・・に、握っちゃ、」
「大人しくしてろよ?――自分のなんだ、ちゃんと咥え
られるよな?」
「や、め――ひあぁっ!?」
「――(くす)、何だよ、軽くイっちゃいましたってか?まだ全然浅いぜ?・・・どこまで、入んのかな」
ギラついた欲望と、無邪気な子供の色をその色素の薄い目に斑に映しながら、
「い、やぁ――!いや、嫌だ、いや、ぁ・・・っか、き回さない、でぇ・・・っ」
「駄ー目。味見なんだろ?お前がどんな風にトぶのか、見ないと、意味、ねえよ――な!」
「―――ッ!!ぁ――」
「――すげ・・・。なあ、お前、自分がどうなってっか分かるか?写メ撮っていいよな?」
「・・・っ、――ぃ、ゃ・・・・・・」
「聞こ
えねえよ。・・・おー、最近のケータイはすげえなぁ、ちゃーんと綺麗に撮れてら。お前も見てみろよ」
「そんなのっ・・・」
「いいから見ろっての。――ほら、テメエの咥えて悦がってんのがキッチリ撮れてるだろ?」
「ふ、・・・う――」
「屈辱か?男に組み敷かれて自分のケツ穴に自分の突っ込まれて・・・・・・なぁ、今どんな気持ちだ?でけえ声で言ってみろよ、この淫
乱」
「・・・この・・・っヘンタイ野郎・・・ッ」
「・・・上等じゃねえか。そんなザマ晒しといて良く言うぜ――この写メ、誰かに送ってみっか?例えば・・・そうだな、あのいけ好かねえ交渉人、とか」
「――っやめろ・・・っ、・・・んぁあッ」
「っと・・・馬ァ鹿、急に動くからだぜ。・・・・・・ふうん、そんなに嫌か。こっちはしっかり――」
「あっ!?ん・・・――っ」
「なのに、なあ?・・・・・・そうだコヨミ、これ消してやる代わりに、全部食わせろよ」
味見なんかじゃ、無く。
「・・・・・・え――」
「何、蒼くなってんだ?・・・・・・ムカつくなあ。お前だって、こんな細っこい尻尾なんかより俺の挿されたほうがイイだろ?」
「そ・・・んなわけ、あるか・・・っ」
「・・・なら、やっぱこれ見せて、ご感想でも聞いてみっか。あんたの可愛い仔猫ちゃんは、こんな事されてあんあん悦がってる悪い子ですけど、どう思いますか、ってよぉ」
「や・・・嫌だ、嫌・・・!」
「じゃあ、決まりだろ。――ほら」
「ひ――」
「お前のせいでこんななっちまってんだぜ?責任持って便所になれよ」
「や、も・・・許し・・・」
* * *
「あ、おはよ、エピソード」
「・・・」
「って、お前何だよそのクマ!・・・あー、やっぱり昨夜呑みすぎたんだな、仕方ねえなあ(くす)。ちょっと待ってろ、今何か飲み物「コヨミ、俺を殴れ」
「・・・は?」
「いいから殴れ。腹に風穴開けてくれてもいい」
「えっちょ、何言ってんだ急に。出来ないよそんな」
「頼むから殴れ。あと、これでいたぶってくれてもいいです」
「です!?それ・・・ああ、昨日の。いたぶるって・・・いや、こんなふわもこのうさ尻尾でどうしろと――じゃなくて!何でだよ!?」
「理由は言わねぇよ!」
「キレられた!?」
「元はといえば、お前があんな猫の尻尾なんてつけてっから・・・ッ」
「涙目だー!・・・落ち着けよ、もしかして、熱でも「触るな。いや、今の俺にはお前に触る資格がねぇ・・・!じゃあな!(だっ)」
「何処行くのー!?」
「ほっときな阿良々木くーん、お腹空いたら戻ってくるよ(ピキピキ)(見透かしちゃった)」
* * *
・・・元は、何だっけ・・・ああそうだ、TOSHIさんの描いた可愛いにゃんこよみのイラストを愛でていて・・・味見の話になり・・・どうしてこんなことに!
まあ、あほな青春オチがついたのでよしとし(射殺)
最初のほうで途中で台詞が切れている箇所は、お互いが140字の文字制限に救われた結果でしたが、途中から、最後の一文字すら拾って続けるというKICHIKU仕様に。何だろうこのよく分からない頑張り。
Face To Face Magic Sun You Are Middle Everywhere.
How's Tonight 何か Future 悩んでる Anytime.
I Want You. You Want Me. すれ違う Everyday.
I Miss You. You Miss Me. 優柔不断な曖昧感情.
Day And Night, Everytime 感じてる Only Yours.
Everything, Anytime 夢見たよ Someday.
And All Life, Want Your Love ムズカシイ Virtually.
Everynight Missing Me ハズカシイ Happiness.
* * *
ちょ、可愛い。
ゆーあーみどるえぶりほえあって・・・ハルコちゃんビジョンかよ!
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