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小ネタ、感想、語り等置き場。現在は化物語(腐気味)中心です。☆『終物語(下)』までネタバレ有りです☆
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すごく・・・いたしています・・・ので、続きへ。
少し病んでる忍野さん平気でしたら、どうぞです。色んな意味で、いたいです。








「――っ!!」

先端を挿れただけで、もういっぱいいっぱいだった。彼も、それから僕も。
指で大分慣らしたつもりだったが、それでも初めてそんな異常な事に使われようとしているそこは、本人の意志に逆らって、異物を受け入れまいと必死に抗がっている。
本人の意志――いや、目の前で歯を食い縛って、ぎゅっと瞑った瞼からぽろぽろ涙を零しているこの子自身だって、もう、これ以上は耐えられないだろう。
僕の方も、多少潤わせたものの、初めに押し入れた部分だけであとはびくとも動かせない位にキツいそこに咥え込まれたままで、正直、いいとかよくない以前の問題だ。

「お、しの・・・ごめん」

だから僕は、苦しい息の下から名前を呼ばれた時、こう応えるつもりだったのだ。

 謝らなくていいよ、痛いだろう。無理しないで、今日はここで止めておこう。

別に君を傷つけたくて始めた事じゃなし、抜き合いでもすればいいよね。
そんな風に笑ってみせよう、一抹の理性が残っていたことに感謝しながら。

でも。

馬鹿な子供は、荒れ果てた廃墟で固い床に組み敷かれて、後ろに突っ込まれて泣き叫びそうな痛みを堪えながら、そっと、僕の頬に震える両手を伸ばしたのだ。

「ごめん、な。・・・いたい、だろ?」

「・・・・・・え?」
言葉の意味を量りかねた。
いたいから、じゃなくて、いたい、だろう?
「きもちよく、なくて、ごめん」
「――」
苦しげに途切れる声でそこまで言われて、やっと理解する。
この子は、文字通り引き裂かれるような自分の痛みを当たり前のようにすっ飛ばして、僕の、

「でも、たのむから、ぬかないで、くれ」
すぐ、慣れるから、だから。
そう言って泣き笑いを無理に浮かべて、
「はなれないで」

ほんの一瞬、頭が空白になって、それから、何かが、ごっそりと、剥がれ落ちた気がした。

「この――馬鹿」
低く唸るような声は、確かに僕のものだった。

暖かく両頬を包み込む指をむしり取って、殆んど叩きつけるような勢いで床に縫い付け――
力任せに、突き入れた。

「――ッ、あぁ・・・っ!!」
刃物で刺されでもしたかのように、組み敷いた身体が硬直して仰け反る。
それでも腕を押さえられて1ミリも逃げる事など許されず、大きく開かれた脚ががくがくと震えた。
「っ・・・」
一旦先端近くまで引きずり出して、もう一度腰を叩きつける。狭すぎる場所に捩じ込む痛みに、歯を食い縛りながら。
「ひっ・・・ぅあっ、あ――」
彼は激痛に悲鳴さえ上手く上げられない。
見開いた目から涙だけが溢れて、また突き上げる時に雫が床に散った。

「いっ・・・!」
ぶつりという感覚と共に、少し滑りが良くなった。どこか裂けて、血が流れたんだろう。ちょうどいい。
気持ちいいかどうかはもう自分でも良く分からないが、獣じみて熱く硬くなってる僕のは出すまでにはまだ猶予がありそうだから、思う存分かき回して食い荒らしてやれそうだ。
「・・・ぉ、しの・・・っん、あ・・・あ、ああ――ッ」
涙に、悲鳴に邪魔されながら、それでも合間に誰かの名前を呼んで、懸命に伸ばされた腕は無視した。
腕――ああ、いつの間にか僕の両手が彼の手首を開放して腰を掴んでいるからか。
「あっあっ、あっ――」
細い腰を押さえつけて、或いは、太腿を自分の腰へ引き寄せて、揺さ振られて声が途切れているけど、泣きじゃくっているだけで、ちっとも悦さそうになんか聞こえない。


何で、こんな事してるんだっけ。
どこかでぼんやり、そんな声がした。

初めて、彼を抱いて――それで。
彼があんまり馬鹿な事を言うから。
僕なんかを、まるで尊いものか何かのように扱うから、無性に腹が立って、

 こわくなって、

そうだ。馬鹿な子供に、思い知らせてやりたくなったのだ。何を。何かを。

 ちかづくなって。

君が僕にどんな幻想を抱いているのか知らないし、知りたくもないけれど、怪しい奴にそんな無防備に何もかも捧げたりするから、こんな目に遭うんだよ、って。


辺りはいつも通りとても静かで、僕たちの立てる音がよく響いていた。
荒い息遣いと、少年の悲鳴、肉がぶつかり合う音、今カメラでも回ったら、凄いAVが録れそうだ。
打ち捨てられた廃墟に連れ込まれて、得体の知れないおっさんに犯される女の子みたいな顔の高校生、泣いても叫んでも、助けなんか入らない――か。そっちの人に受けそうだな。

出来るだけ下種な事を考えていると、知らず、腰の動きがせわしくなってくる。
僕はそのまま、何も言わずに、遠慮もせずに、彼の中にぶちまけた。
「あっあっ、――あ、ぁ・・・っ・・・あ・・・っ」
どくどくと注ぎ込まれる感覚に気付いたか、掠れた声が力無く漏れた。

はあっ――と息をついて、彼の顔の横に肘を付いて倒れ込んだ。
一時の吐精の快感が引いていくのと入れ替わりに、泥の様な後悔が腹の底から湧き上がって来る。
何て言うべきかなんて、何ひとつ思いつかない。
ただ、自分がやらかした事を被虐的に反芻して、意味も無く嗤った。


「おしの・・・・・・」

ああ――どうしようかな。このまま、放り出して寝ちまおうか。
そうしたらきっと、ラクだろうな。

ふわり、と。
その時、頭に触れる感触があった。
のろのろと上げられて、ぱたりと落ちた腕が、僕を抱き締めたのだ。
「、あ――」
「おしの・・・・・・忍野」
不思議と、その声だけは掠れずに、澄んだ音で耳に届いた。

「阿良々木、くん」

呟いて、ゆっくりと顔を上げる。
「なん、だよ・・・その顔」
僕の首に腕をかけたまま、少年――阿良々木くんが、泣き腫らした目で微笑んだ。僕は今、一体、どんな顔をしているのだろうか。
「――よかった、ちゃんと、できた、な」
「――」
呆けている僕に阿良々木くんは、照れたように、嬉しそうに、そう告げた。

・・・何を言ってるんだろう。
この子は、まさか今のがまともなセックスだとでも思ったのだろうか。
散々悲鳴を上げて、逃れようと無意識に身を捩るのを止めなかったくせに。

「ちゃんとなんて――出来てないだろ」
「え・・・・・・あ――でも、忍野は、出せたし」
「・・・君は? 君は、まさか、今の、嫌だって、思わなかったのか」
今の、ただの暴力を。
じっと見詰めて問い質した。問い質さずにいられなかった。
阿良々木くんは、きょとんと僕の目を見返して、やがて何処か後ろめたい事でもあるような顔になる。
「あ、その・・・・・・ちょっと、いたかったけど、・・・・・・うれしかったから、な」

散々悲鳴を上げて、無意識に身を捩って、僕の肩にしがみついて――
――一度も、「やめろ」とは、言わなかった、けれど。

「きみ、は」
正直、ゾッとした。
うれしい、だなんて。

君は心底ドM野郎か、よもや、相手が僕だったからなんて言うのなら、

「頭が、おかしいよ」

何だろう、痛い。
喉が。胸が。
内臓が剥き出しになったら、こんな風に寒気がして酷く痛いのだろうか。唐突にそんな事を想像した。

嗤っているのに苦しくて、もう一度彼の顔の横に顔を伏せた。
当たり前のように腕が回されて、もう一度、そっと抱き締められる。
「忍野・・・」
優しい声を耳元で聞き、柔らかい羽根で包まれるような不思議な感覚と共に、どうしようもないくらい僕は理解した。
「おかしい、かもしれないけど・・・本当、だから。忍野がなんか怒ってるのは、分かったけど・・・それでも、いやだって思えなかったんだよ」
ごめんな。こんなに、好きになって――。


阿良々木くんを傷つけるなんて、僕には到底出来ない事なのだと。


暫くその思いに打ちのめされてから、僕はおもむろに腕を身体と床の間に入れて、掬い上げるように阿良々木くんを抱き締めた。
「ねえ、阿良々木くん」
「うん・・・?」
「優しくしても、いいかい」

僕がいいかどうかなんてもうどうでもいいから、君にうんと優しくしたい。
痛くした場所全部にキスをして、可愛がって、気持ちよくして。
「返事、してよ」
前髪をかき上げて綺麗な額に唇を触れながら、身勝手に問い掛ける。
「あ、え――」
真っ赤になった阿良々木くんが、どう返事を返したものかと口篭る。

「僕はもう、君が許してくれる事しか、出来ないから」

この子の恋情は絶対に何処かおかしいけれど、それなら、それに持って行かれる僕の方だって、相当おかしいのだろう。
だったら、いい。この頭のおかしな子供は、僕が引き取るし、


どこかの寂しい子供は、この子に引き受けてもらうんだ。







やってるだけだった・・・(そのコメント)。
急に、あったまおかしい阿良々木くんと、それにビビる忍野さんがこう・・・降ってきてですね。むらっときてやった。すいません。

タイトルの英単語は一応全部ぼにーぴんくの歌のタイトルの、その英単語のつもりで並べました。
Addictionなんてもう、ヤンデレ忍野さんきたあー! と膝を打ったものです。

『病んだ自分を癒すものを求めても 叱らないで』



下にその後のえろしーん抜き書きをしてみました。
ひたすらいちゃいちゃ。ざー(砂糖)。







「やっ・・・ちょ、忍野、どこ舐め、て、やあっん!」
「さっきの傷と血、やっぱり殆ど消えちゃってるね・・・もう、中も痛くない?」
「痛くない!いたく、ないからぁ・・・っやだ、中、だめぇ・・・っ」
「ああ、ほらちゃんと膝付いて、もうちょい腰上げて。よく見えないから」
「見、んなぁっ――あっだめ、だめ、まえ、いっしょに触っちゃ、ふぁあっ」
「うん、もう大丈夫かな・・・綺麗なピンク色に戻ったよ、よかったね」
「――っば、こ、この、馬鹿・・・っよく、ないぞ! 馬鹿忍野! おまっ、や、ん、僕が許さないと何も、ぁんっ、しないって――」
「あー・・・あれね。これはえーとねー・・・うん、優しくする、の一環だから。セットセット」
そっちはお許しを頂いたからねー。
「ご一緒にポテトもいかがですかみたいな事を――ひゃあぁんっ!」
「いやいや、むしろご一緒に僕の――痛って・・・! 蹴らないでよ酷いなー」
「うるさい! 馬鹿! エロオヤジ! あっ・・・v」







しーてるーだけー(投げやりに言う資格は無いからね?)。

阿良々木くんを簡易ベッド机の上に乗せて、四つん這いにして怪我チェック。
暫くしたら治るからという必死の訴えは無視されました。

ところで、阿良々木くんのあえぎ声の語尾に全部「v(はーとのつもり)」をつけると、一気に男性向け風になりますよね!はーとのついてるあえぎ声、可愛くて気持ち良さそうで好きー。
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「――っ!!」

先端を挿れただけで、もういっぱいいっぱいだった。彼も、それから僕も。
指で大分慣らしたつもりだったが、それでも初めてそんな異常な事に使われようとしているそこは、本人の意志に逆らって、異物を受け入れまいと必死に抗がっている。
本人の意志――いや、目の前で歯を食い縛って、ぎゅっと瞑った瞼からぽろぽろ涙を零しているこの子自身だって、もう、これ以上は耐えられないだろう。
僕の方も、多少潤わせたものの、初めに押し入れた部分だけであとはびくとも動かせない位にキツいそこに咥え込まれたままで、正直、いいとかよくない以前の問題だ。

「お、しの・・・ごめん」

だから僕は、苦しい息の下から名前を呼ばれた時、こう応えるつもりだったのだ。

 謝らなくていいよ、痛いだろう。無理しないで、今日はここで止めておこう。

別に君を傷つけたくて始めた事じゃなし、抜き合いでもすればいいよね。
そんな風に笑ってみせよう、一抹の理性が残っていたことに感謝しながら。

でも。

馬鹿な子供は、荒れ果てた廃墟で固い床に組み敷かれて、後ろに突っ込まれて泣き叫びそうな痛みを堪えながら、そっと、僕の頬に震える両手を伸ばしたのだ。

「ごめん、な。・・・いたい、だろ?」

「・・・・・・え?」
言葉の意味を量りかねた。
いたいから、じゃなくて、いたい、だろう?
「きもちよく、なくて、ごめん」
「――」
苦しげに途切れる声でそこまで言われて、やっと理解する。
この子は、文字通り引き裂かれるような自分の痛みを当たり前のようにすっ飛ばして、僕の、

「でも、たのむから、ぬかないで、くれ」
すぐ、慣れるから、だから。
そう言って泣き笑いを無理に浮かべて、
「はなれないで」

ほんの一瞬、頭が空白になって、それから、何かが、ごっそりと、剥がれ落ちた気がした。

「この――馬鹿」
低く唸るような声は、確かに僕のものだった。

暖かく両頬を包み込む指をむしり取って、殆んど叩きつけるような勢いで床に縫い付け――
力任せに、突き入れた。

「――ッ、あぁ・・・っ!!」
刃物で刺されでもしたかのように、組み敷いた身体が硬直して仰け反る。
それでも腕を押さえられて1ミリも逃げる事など許されず、大きく開かれた脚ががくがくと震えた。
「っ・・・」
一旦先端近くまで引きずり出して、もう一度腰を叩きつける。狭すぎる場所に捩じ込む痛みに、歯を食い縛りながら。
「ひっ・・・ぅあっ、あ――」
彼は激痛に悲鳴さえ上手く上げられない。
見開いた目から涙だけが溢れて、また突き上げる時に雫が床に散った。

「いっ・・・!」
ぶつりという感覚と共に、少し滑りが良くなった。どこか裂けて、血が流れたんだろう。ちょうどいい。
気持ちいいかどうかはもう自分でも良く分からないが、獣じみて熱く硬くなってる僕のは出すまでにはまだ猶予がありそうだから、思う存分かき回して食い荒らしてやれそうだ。
「・・・ぉ、しの・・・っん、あ・・・あ、ああ――ッ」
涙に、悲鳴に邪魔されながら、それでも合間に誰かの名前を呼んで、懸命に伸ばされた腕は無視した。
腕――ああ、いつの間にか僕の両手が彼の手首を開放して腰を掴んでいるからか。
「あっあっ、あっ――」
細い腰を押さえつけて、或いは、太腿を自分の腰へ引き寄せて、揺さ振られて声が途切れているけど、泣きじゃくっているだけで、ちっとも悦さそうになんか聞こえない。


何で、こんな事してるんだっけ。
どこかでぼんやり、そんな声がした。

初めて、彼を抱いて――それで。
彼があんまり馬鹿な事を言うから。
僕なんかを、まるで尊いものか何かのように扱うから、無性に腹が立って、

 こわくなって、

そうだ。馬鹿な子供に、思い知らせてやりたくなったのだ。何を。何かを。

 ちかづくなって。

君が僕にどんな幻想を抱いているのか知らないし、知りたくもないけれど、怪しい奴にそんな無防備に何もかも捧げたりするから、こんな目に遭うんだよ、って。


辺りはいつも通りとても静かで、僕たちの立てる音がよく響いていた。
荒い息遣いと、少年の悲鳴、肉がぶつかり合う音、今カメラでも回ったら、凄いAVが録れそうだ。
打ち捨てられた廃墟に連れ込まれて、得体の知れないおっさんに犯される女の子みたいな顔の高校生、泣いても叫んでも、助けなんか入らない――か。そっちの人に受けそうだな。

出来るだけ下種な事を考えていると、知らず、腰の動きがせわしくなってくる。
僕はそのまま、何も言わずに、遠慮もせずに、彼の中にぶちまけた。
「あっあっ、――あ、ぁ・・・っ・・・あ・・・っ」
どくどくと注ぎ込まれる感覚に気付いたか、掠れた声が力無く漏れた。

はあっ――と息をついて、彼の顔の横に肘を付いて倒れ込んだ。
一時の吐精の快感が引いていくのと入れ替わりに、泥の様な後悔が腹の底から湧き上がって来る。
何て言うべきかなんて、何ひとつ思いつかない。
ただ、自分がやらかした事を被虐的に反芻して、意味も無く嗤った。


「おしの・・・・・・」

ああ――どうしようかな。このまま、放り出して寝ちまおうか。
そうしたらきっと、ラクだろうな。

ふわり、と。
その時、頭に触れる感触があった。
のろのろと上げられて、ぱたりと落ちた腕が、僕を抱き締めたのだ。
「、あ――」
「おしの・・・・・・忍野」
不思議と、その声だけは掠れずに、澄んだ音で耳に届いた。

「阿良々木、くん」

呟いて、ゆっくりと顔を上げる。
「なん、だよ・・・その顔」
僕の首に腕をかけたまま、少年――阿良々木くんが、泣き腫らした目で微笑んだ。僕は今、一体、どんな顔をしているのだろうか。
「――よかった、ちゃんと、できた、な」
「――」
呆けている僕に阿良々木くんは、照れたように、嬉しそうに、そう告げた。

・・・何を言ってるんだろう。
この子は、まさか今のがまともなセックスだとでも思ったのだろうか。
散々悲鳴を上げて、逃れようと無意識に身を捩るのを止めなかったくせに。

「ちゃんとなんて――出来てないだろ」
「え・・・・・・あ――でも、忍野は、出せたし」
「・・・君は? 君は、まさか、今の、嫌だって、思わなかったのか」
今の、ただの暴力を。
じっと見詰めて問い質した。問い質さずにいられなかった。
阿良々木くんは、きょとんと僕の目を見返して、やがて何処か後ろめたい事でもあるような顔になる。
「あ、その・・・・・・ちょっと、いたかったけど、・・・・・・うれしかったから、な」

散々悲鳴を上げて、無意識に身を捩って、僕の肩にしがみついて――
――一度も、「やめろ」とは、言わなかった、けれど。

「きみ、は」
正直、ゾッとした。
うれしい、だなんて。

君は心底ドM野郎か、よもや、相手が僕だったからなんて言うのなら、

「頭が、おかしいよ」

何だろう、痛い。
喉が。胸が。
内臓が剥き出しになったら、こんな風に寒気がして酷く痛いのだろうか。唐突にそんな事を想像した。

嗤っているのに苦しくて、もう一度彼の顔の横に顔を伏せた。
当たり前のように腕が回されて、もう一度、そっと抱き締められる。
「忍野・・・」
優しい声を耳元で聞き、柔らかい羽根で包まれるような不思議な感覚と共に、どうしようもないくらい僕は理解した。
「おかしい、かもしれないけど・・・本当、だから。忍野がなんか怒ってるのは、分かったけど・・・それでも、いやだって思えなかったんだよ」
ごめんな。こんなに、好きになって――。


阿良々木くんを傷つけるなんて、僕には到底出来ない事なのだと。


暫くその思いに打ちのめされてから、僕はおもむろに腕を身体と床の間に入れて、掬い上げるように阿良々木くんを抱き締めた。
「ねえ、阿良々木くん」
「うん・・・?」
「優しくしても、いいかい」

僕がいいかどうかなんてもうどうでもいいから、君にうんと優しくしたい。
痛くした場所全部にキスをして、可愛がって、気持ちよくして。
「返事、してよ」
前髪をかき上げて綺麗な額に唇を触れながら、身勝手に問い掛ける。
「あ、え――」
真っ赤になった阿良々木くんが、どう返事を返したものかと口篭る。

「僕はもう、君が許してくれる事しか、出来ないから」

この子の恋情は絶対に何処かおかしいけれど、それなら、それに持って行かれる僕の方だって、相当おかしいのだろう。
だったら、いい。この頭のおかしな子供は、僕が引き取るし、


どこかの寂しい子供は、この子に引き受けてもらうんだ。







やってるだけだった・・・(そのコメント)。
急に、あったまおかしい阿良々木くんと、それにビビる忍野さんがこう・・・降ってきてですね。むらっときてやった。すいません。

タイトルの英単語は一応全部ぼにーぴんくの歌のタイトルの、その英単語のつもりで並べました。
Addictionなんてもう、ヤンデレ忍野さんきたあー! と膝を打ったものです。

『病んだ自分を癒すものを求めても 叱らないで』



下にその後のえろしーん抜き書きをしてみました。
ひたすらいちゃいちゃ。ざー(砂糖)。







「やっ・・・ちょ、忍野、どこ舐め、て、やあっん!」
「さっきの傷と血、やっぱり殆ど消えちゃってるね・・・もう、中も痛くない?」
「痛くない!いたく、ないからぁ・・・っやだ、中、だめぇ・・・っ」
「ああ、ほらちゃんと膝付いて、もうちょい腰上げて。よく見えないから」
「見、んなぁっ――あっだめ、だめ、まえ、いっしょに触っちゃ、ふぁあっ」
「うん、もう大丈夫かな・・・綺麗なピンク色に戻ったよ、よかったね」
「――っば、こ、この、馬鹿・・・っよく、ないぞ! 馬鹿忍野! おまっ、や、ん、僕が許さないと何も、ぁんっ、しないって――」
「あー・・・あれね。これはえーとねー・・・うん、優しくする、の一環だから。セットセット」
そっちはお許しを頂いたからねー。
「ご一緒にポテトもいかがですかみたいな事を――ひゃあぁんっ!」
「いやいや、むしろご一緒に僕の――痛って・・・! 蹴らないでよ酷いなー」
「うるさい! 馬鹿! エロオヤジ! あっ・・・v」







しーてるーだけー(投げやりに言う資格は無いからね?)。

阿良々木くんを簡易ベッド机の上に乗せて、四つん這いにして怪我チェック。
暫くしたら治るからという必死の訴えは無視されました。

ところで、阿良々木くんのあえぎ声の語尾に全部「v(はーとのつもり)」をつけると、一気に男性向け風になりますよね!はーとのついてるあえぎ声、可愛くて気持ち良さそうで好きー。
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