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――どうして、こうなった。
「・・・ラ@ュタ・・・?」
はじめ俵担ぎだったはずが、いつの間にかこんな体勢にー!
「あっあのっ、そろそろ海の家に着くことですし、差し支えなければ僕を地上に下ろしてくださいませんかドラマツルギーさん!?」
「何故、敬語」
「誠実に心からお願いしてるからだよ! ホントお願い頼むから・・・ッ」
「駄目だ、体温が高くなっている。日射病の兆候だ。このまま店内に運んでやるから休め」
前から薄々思っていたけど、いい奴だなあ・・・。
でもこれは困るんだ。他意など無いのは分かっているがこんな所誰かに見られたらどうする。
女性陣なら、嘲笑、爆笑、撮影、衝撃、ゆる笑いのフルコースだし(忍にはもうバレてるので後でからかわれるのは確定)、エピソードも爆笑だな、ギロチンカッターは・・・無言で流すかも。うわあ、かえって辛い。貝木は――まあいいや、見られても別に。
そして、それより何より誰よりも、見られると後々困る相手が――
「あっれー?」
ほら来たー!
何で僕の困る場面を見逃さないんだろうこいつは! GPS?
「ひッ・・・」
「なーんで、ビールを運んでいる筈の阿良々木くんが、お姫様よろしく抱っこされてるのかなあああ?」
「日射病になりかかっていたぞ。酷使しすぎだ。あとは私が運ぶから、こいつは休ませてやるといい」
「ふーーーーーーーーーん・・・ありがと、ドラマツルギーくん、時給に上乗せしておくね」
それは多分、僕の時給から天引きされた分ですね・・・。
「じゃ、行こうかー阿良々木くん」
両手を広げてにっこり笑うオーナーの姿を目にした瞬間、まるで父の様に頼もしい巨体に抱きつく腕に力が篭ったのは、無理からぬことだったと思う。
TOSHIさん(伏せもせず!)家の小ネタ置き場に巡回に行ったら、何か、あったんですよ。
いつものように、キモいくらい長文の拍手コメント送信したくらいじゃ足りないこのときめき・・・どうすればいいの!?
と、悩んでいたらこんなん描けていた。俺の思い・・・届いてくれ!
思いの外描き易かったけど、資料が足りないなあ、ドラさん。一人称が「私」でときめくんだぜ、ドラさん。
暦にパラソル持たせれば良かったですね。
・・・うん、見た目が、完璧なバカップルになりますね。
オーナーは勿論、ドラさんを責めたりしないよ?
厚意だって分かってるし、むしろネタを振ってくれてありがとうぐらいの気持ちだよ?
はあ、嵐のような数時間だった・・・楽しかった・・・!
「忍野ー、差し入れ持ってきてやったぞー」
「おお、悪いね阿良々木くん、100円セールかい」
「違うよ、今日はこれ」
そう言って彼が掲げて見せたのは、どこかのデパートの紙袋と、魔法瓶だった。
コーヒーでも持って来てくれたのかな、僕はブラックがいいけど、忍ちゃんが飲めないかなあ。
それにしても本当にこの子は気遣いくんというか、育ちがいいというか。
・・・あまり打ち解けられるのも、困るんだけどなあ。
そんな風に思っている僕の横に腰掛けて、阿良々木くんが取り出したのは、・・・タッパー?
「お前も忍も、甘いものばっかじゃ体壊すと思ってな」
「・・・はあ」
ぱかっと開いたそこには、青々とした小松菜か何かのおひたしと、ふわりと巻かれた玉子焼きが、きちんと並んで鎮座していた。――いや、何か、端っこのほうに、少し歪んで色の悪いのも一つ。焦げてるのかな。
「ちゃんと野菜摂らないと。あと、いつもパンじゃ駄目だぞ」
久しぶりの光景に思わず見入ってしまっている僕を尻目に、阿良々木くんがさらに紙袋から取り出したのは、彼の手の平に少し余るくらいの、アルミホイルの包みだった。
「それ、おにぎり?」
「ああ。開けてみないと分からないけど、海苔が巻いてあるのが梅干かおかか、ちょっとゴマがかかってるのが鮭な」
「・・・はあ」
「あとこっちが」
魔法瓶を手に取る阿良々木くん。この流れだと、お茶かな。
「味噌汁」
「うわ」
思わず声が出た。
「うん? ・・・嫌いか?」
「あーいやいや、好きだけど・・・随分、手が込んでるなあって思ってね」
「ああ、マ・・・母に頼んで、作ってもらった。僕が食べるからって言ってさ」
「へえー・・・」
分かってるのかなあ、この子は。
このシチュエーション、まるっきり、『男は胃袋を掴め』みたいな様相を呈している気がするんだけれど。餌付けとも言う。
これは、効く。僕みたいな放浪者には、特に。肉じゃがより味噌汁って、どっかで聞いた気もするし、いや完璧だよ阿良々木くん。驚くのは、それをやってのける君が、男子高校生だってことくらいさ。
いや、勿論他意は無いんだろうけれど。
阿良々木くんが僕の胃袋掴んでもしょうがないし・・・狙われても困るし。
・・・とは、言うものの。
「阿良々木くん、せっかくだし、今頂いてもいいかい」
「えっ?」
えっ、て。
僕の問い掛けに何故か過剰に反応する阿良々木くんに一つの確信を得た僕は、じゃあここは遠慮したほうがいいなと思いつつ――体の脇に蓋を開けたタッパーを置いて、アルミホイルの包みを一つ手に取った。
「あー・・・いいぞ、もちろん。うん、まあ、そうだな、せっかくだから、な、うん」
阿良々木くんは何やらブツブツ言いながら、微かに頬を赤くしている。
「じゃ、いただきます」
手を合わせていると、横から箸を渡された。ちゃんとした塗り箸だ。
包みを剥いてみると、海苔のいい香りが漂った。一口齧ると、あ、梅干だ。御飯がふっくらしていて、美味しい。
「・・・久しぶりだなあ、こんな食事」
それは素直な感想だった。おひたしは薄く出汁が効いていて、これまた美味しい。
「だろうな。コンビニが多いんだろ、どうせ」
「うん、そうだね。というか、ここ数年の僕の体は、ほぼコンビニ弁当で出来てるね」
「お前それ体壊すからな、真剣に」
しみじみと家庭の味を噛み締めていると、阿良々木くんが隣で文句を言いながら、魔法瓶の蓋を開けた。
とぽぽぽと音を立てて湯気の立つ味噌汁が注がれる。
「ん。熱いから気をつけろよ」
うわあ。何で両手で渡すかなあ。
この子は何と言うか・・・男の(僕のとは言わない)ツボを突くのが、妙に上手いんだよな・・・。
遠い目になりそうなのを際どいところでこらえて、ありがと、と受け取る。ちなみに赤だしだ。
ずず、と啜ってから一つ目のおにぎりを片付けて――、では、と玉子焼きに箸を伸ばした。
「あ」
俄かに緊張する隣の空気には気付かない振りをして、端に追いやられている一切れを取る。
「ああ」
「・・・何?」
・・・流すつもりだったのだが、分かり易すぎてかえって我慢出来ずに聞いてしまった。
「あ、いや、それ、何か、色悪いし、あの、失敗してるんじゃ、ないかって――あ、」
ぱくっと口に入れると――うん、焦げてる。そして頬に刺さる視線が痛い。
「・・・だからなに、阿良々木くん」
「・・・ッ! べ、べつに? なんでもないぞ?」
そ知らぬ振りで尋ねれば、凄い勢いで前方に向き直る男子高校生の姿があり、いい加減笑いを堪えるのもきつくなってくる。
「そう」
あー、今ざりっとした。多分、砂糖の固まりだろう。
「・・・」
ごくりと嚥下してからおもむろに横を向き、
「・・・この卵焼きさ」
「お、おう!?」
そんな真剣な目で見られたの、もしかして初めてじゃないかい。
「ちょっと見た目悪いけど、甘くて、僕好みだ」
いや、本当だよ?
「・・・そ、そうか! ぼ、僕の親って料理上手だからな! お、おおお美味しいかそうかよかったな!」
まるで自分に良かったなと言っているかのような、嬉しそうな笑顔が零れて――
ちょっと、くらっと来た。
そして追い討ちを食らった。
「――あ」
僕の顔を見た阿良々木くんが、何かに気付いたようにくすっと笑って、頬に手を伸ばして来て、そのまま僕の頬から何かを摘み上げ、
「弁当つけて、どこ行くんだよ」
ぱくりと、米粒を口に入れたのである。
「――――っ」
口に物が入ってなくて、本当に良かった。噴き出すところだ。
何度でも言おう。だから、何で、この子は、こう――!
「・・・阿良々木くんはさー」
他人に不意打ちで顔に触られたショックもあって、
「いいお嫁さんになりそうだよね」
憎まれ口半分の台詞を吐いてしまった。
もう半分は――いや、全部憎まれ口で。
「な、何言ってんだ忍野! 男に向かって、か、かえって失礼だろうが!」
その顔が真っ赤なことにも、今更驚いてなどやるものか。
「誰も貰ってくれなかったら、僕が貰ってあげようか?」
「――――!!」
勿論、全部憎まれ口だ。
「暦お兄ちゃんは家庭的だから」
「阿良々木くんが家庭的なんて設定が、これまでで一度でも出てきたっけ・・・」
(・・・あれ? 忍野さんは凄く納得した顔で、『ああそうだねー』って言ってくれたんだけどなあ・・・)
ついったの、TOSHIさんとのやり取りで生まれた小ネタをメモメモ。
ちょっと前のことなので、どれがどちらの発言だったやら・・・ということで、ご本人の了解を得て、小話にまとめてみました。
暦の初めて作った玉子焼き☆ネタは、さっき貰ったばかりのほやほやですので、もう間違いなくTOSHIさんのです。
他、萌える台詞等は、大体お師匠のだと思います。フヒュウ・・・ぱねえ・・・
暦の、滲み出るお育ちの良さが大好きで、暴走しちゃった! といった所でしょうか。
実際、家庭的だと思うんですよね。パパママ呼びだしね!
まあ、男に弁当差し入れるのはどうかと思いますが、無意識だからね・・・無意識アピールだからね・・・怖い子!(カッ)そら忍野さんだって思わずプロポーズしちゃいますよっていうね。いうね、って。
暦がお母さんに頼んで弁当作ってもらっているシチュエーションだけでも、数時間にやにやしていられます。
ちょっと多めにしてもらったんだろうな、とか、「野菜が足りないだろうから――じゃなくて、食べたいから、入れてくれるかな」とか、あんまりじっと見てるから、やってみる? と言われて一生懸命チャレンジ――とかハアハアハアハア。今日も病気です。
最終回ネタバレにつき、つづきへ収納します。よろしければ!
忍野は今日もきっと、誰かを助けているのだろう。
助けない、君が一人で勝手に助かるだけ、なんて――今ではその意地悪な口癖も、思い出すと笑ってしまう。
お前、忍野、そんなのは結局やっぱり、ただの言葉遊びだよ。責任を負わせる気などないけれど、僕らは一人残らず、お前に助けられたんだ。
忍野が出会う見知らぬ誰かだって、僕と同じ事を思うに決まっている。
多分、僕や僕らと同じように、忍野がさっさと姿を消した後で、苦笑と共に思うに決まっている。
忍野が出会う、誰か。
それは、どんな人だろう。
僕のように、偶然に衝動的に首を突っ込む人だろうか。
戦場ヶ原のように、抱えきれない重みを背負った人だろうか。
八九寺のように、帰れぬ道を彷徨う人だろうか。
神原のように、千石のように、羽川のように――或いはもしかして忍のように。
この世界はありとあらゆる厄介ごとに満ちていて、同じく怪異も湧いて出るから、忍野のお人よしが発揮される機会なんて、それこそ星の数ほどあるのだろう。
その中には僕より厄介な人も、勿論居るに違いない。
僕より――
僕より、忍野と沢山話す人も。
僕より、忍野に呆れられる人も。
僕より、忍野に叱られる人も。
僕より、忍野に、優しくされる人も――
そこまで考えると、いつも僕の思考は止まってしまう。
ここまで一人の人間と、たくさん会話をしたのは初めてだよ
阿良々木くんの、ちょっと変わったところだよね
思考は止まって、代わりに僕の頭は、忍野の言葉を再生しだすから。
何か少しでも、特別なこと。
忍野にとって僕という存在が、少しでいいから、他より特別であると思えるような言葉。
少しでいいから、他の人より長く僕の事を覚えていてくれそうな何か。
何か――まあ、探しても探しても、結局、何も見つからないのだけれど。
置き去りにされた僕がここで何を思って何に縋ろうと、何の意味も無い。
下らない未練のようなもので――しょうもなくて、笑える話だ。
それはまるで、恋に似ていた。
さっき、
忍野さんは、もう次の街に着いてる頃かなー。
と、ついーとしてしまうところだったぜ、おおお。
そ、それもこれも、配信がまだだからなんだからねっ!(えー)
次の街に着いて、塒でも探してるんですかね、夜行性ですもんね。
『案外通りすがりに、怪異に襲われている誰かを、助けているかもしれない。そう。きっと助けているだろう』
この一文で、阿良々木くんが忍野の『特別』から降りちゃったのが、凄く切ない。
放浪する彼にとっての、数え切れないほどの出会いの内の、すぐに埋もれていくであろう一つに。
誰かの内の、一人に。
忍野も多分、そういう態度を望んでいるんだろうなあ。
・・・でもわたくしも、いやしくも神原師範の末裔!(神原生きてるよ!)
お楽しみはむしろそこから!(キリッ)
ということで、衝動的に書き殴ってみました。
気持ちいいくらい片恋の阿良々木くんであります。
寝ます。
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最終回ネタバレネタにつき、つづきに収納します。
よろしければ、つづきからどうぞ!
きっと君はこれからも、(僕が居なくても、)誰かの為に走ったり、悩んだり、迷ったり、泣いたり、苦しんだり、傷ついたり、するんだろうね。
最後に一つ、この言葉が、おまじない程度にでも効いてくれればいいのだけれど。
「阿良々木くんなら、大丈夫だよ」
なでこスネイクのオーディオコメンタリーの、
「阿良々木くんなら大丈夫だろって話さ」
「うん、大丈夫だ」
が、聞けば聞くほど切ない、という気持ちで・・・凄く素直に優しい声なんだよ・・・。
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サイトで薄暗いカウントダウンなどしておりますが、見ての通りしょんぼり気味です。
本当のリアルタイムって訳ではないのに、不思議なものですねえ。
それはさておき、またもやまたもや、ついったよりログを取って参りました。
なんだろう、反動、的な・・・?
よろしければ、つづきへどうぞっす!
なでこスネイク2話の冒頭、廃墟を訪ねた暦と会話するとき、忍野がいつもの影絵で、蛇を、作りますよね。
その蛇が、暦に触れそうで触れないところをうろうろしてるのがとってもメメラギ! とかなんとか盛り上がりまして。そこがスタートです。
何で、またもや残念忍野さんになったんだろう・・・。
TOSHIさん紫、トワコ青、であります。
あの蛇(影絵)がおっさんの心境を表していると仮定すると、蛇が暦に触れそうなシーン、蛇が暦にちろちろしてるシーン、蛇が暦を食べようとしているシーン・・・一体おっさんはあの時どんな心境だったかしら腐腐腐!
スタッ腐様・・・本気でありがとうございますはぁはぁ!
蛇の舌(指)がちろちろしててとってもやらしかった・・・です・・・(赤面)。
気付かれない程度にセクハラするのって、オープンにするよりやらしいよ!?
スタッフ様・・・雑誌の特集でも特に忍野には触れないのに・・・さりげなく混入してくださるんですよね!全くありがとうございます!
蛇とか、おっさんのものすごーーーーーく消極的な意思表示だったらどうしようと思いました。
そうやっていくつも罠を仕掛けておいて、暦がもしかかってくれたら先に進めようかなとか思ってるおっさんとか。結局ひとつもかかってくれなくて、密かに失恋という・・・。両思いなのにねえ。
「ほらね忍ちゃん、阿良々木くんは別に僕を好きじゃないよ。全然応えなかっただろ」
「――いや、いやいやいや、小僧、おぬし・・・あれが意思表示だったと・・・? よほどの臆病者か、卑怯者か・・・怪異に対してはあれほどのスキルを持つおぬしがのう・・・(孫を見る目)」
という会話希望。
ああ、心理学で蛇が意味するのって限られてry
蛇切縄だからこそ蛇の影絵だったのだろうけれど、もしさっきの仮定で話を進めるとやはりエryそしてトワコさんがまた・・・!
なんつーチキンだ忍野お前それ消極的を通り越してただのチキンだよ忍野! あのフラグクラッシャーにそんなひっかけにひっかかれという方が無理ですよ寧ろ気づかないに万馬券・・・ッ! おっさん涙目・・・ってトワコさんがヒィ意思疎通仕事し過ぎフイタ!!!
しかもまさかの忍の“孫を見る目”。忍野さん忍野さん、それ、駄目な子だと思われてるよあなた!
ああ・・・心理学における蛇って確かその、いえ何でも!そんなもんで暦をいじくりまわしいえなんでも!
「まさかとは思うが小僧、おぬし、恋愛経験が・・・いやすまん、ぷらいべーとな事じゃったのう(優しい目)」
「さっきから失礼だなあ忍ちゃんは。経験ならあるよ?ただまあ告られた事はあっても告ったことは無いけど」
「腹の立つ男じゃのう。儂もじゃが」
「告るってどうすればいいんだろうねー」
「さあてのう・・・手始めに寝てみたらどうじゃ?」
「あーなるほどー」
あれ、ギャグフラグ立っちゃった。そして残念忍野さんにつなげてみました。
駄目な大人だった・・・此処には駄目な大人しか居なかった・・・!!!(ぶるぶる)
忍野sの勝ち組臭は一体どうした事なのだろう。そりゃあ忍野s×暦になっちゃうよ為様がないよ!(いい笑顔)
「ねー、阿良々木くん」
「んー?(雑誌に目を落としつつ)」
「●ックスしようか」
うわあ
駄目だー!(爆笑)駄目な大人+常識の通じない相手だー!
暦が神原に「レ@なのだ」って言われたときみたいな顔になってるのが見える・・・!ガーンはもうちょい後です(笑)。
すげえ、こないだの駄目大人よりすごいのは、告る前にセッ・・・という点だ!www
「・・・・・・はい?(聞き間違いだよな・・・?)」
「いやだから、セ@クスしようかって」
「・・・・・・・・・・・・は?」
忍野sは勝ち組ですよね・・・!
忍野もだけど、忍も勿論勝ち組だから!こっちから乞うという姿勢が分からないという・・・そりゃ食物連鎖の一番下だわ、暦・・・。
ああ、モンキーでの神原への態度は同属嫌悪だったのか忍野・・・よく分かってるじゃないkry
いや明らかにこっちの方が簡単だろう!って手段を当然のように使ってくるおっさん。そんなまともなツッコミを入れてるから暦は・・・その、逆に突っ込まれちゃうんだよ!
「あー・・・ごめん忍野。僕耳が悪くなったみたいだ」
「舌入れて舐めてあげようか?」
「・・・、ごめん。どうやら脳がやられ「ヤっちゃえばそんなの気にならなくなるy「うわああああああ!!!」
だからなんだこの駄目なおっさん熱は・・・!
TOSHIさんがうまいこと仰った!www<逆に
同属嫌悪かーなるほどー。ってぎゃあああ何この駄目なおっさんというか犯ざry 正直に言いますが、たまりません。
「かかか帰る! 何か今日はいつもの廃墟じゃなくて異次元に迷い込んじゃったみたいだから帰(がし)」
「帰る前にやるだけだよ、試しにちっとだけ」
「ちっとってどこまでだよ!」
「え? 入れて出すとこまで?」
「最後までじゃねえかああああ! っ、し、忍は?そういえば忍は・・・っ」
「『頑張れ』って」
「ええーーーっ!?」
私もしょうじき、たまりません。(真顔)最後までじゃねえかぁああああ!!!というか忍さまッ!?
「ちょ・・・ちょっとまて忍野頼む落ち着いてくれお願いだから!」
「お。阿良々木くんも気が早いねえ。もうおねだりかい?」
「此処は次元だけでなく言語も違うのか・・・!!」
「それに最後までじゃないよ」
「え。だ、だってお前入れて出してって」
「入れて出してその後もっかい入れて舐めて舐めさせ「いーーーーやぁあああああ!!!!」
都合のいいところだけ聞こえるおっさんに震えがwww
ああー、あの廃墟って、ほんとに、年頃の子を送り込んじゃいけないとこだったんだなあ・・・(遠い目)
「あれ、何で抵抗されるんだろう・・・」
「するわ! 当たり前だろう何考えて「抵抗された事が無いので分からない」
「この勝ち組があああ! だ、大体なんでいきなりそんな事するんだよ!? からかうにしたって限度があるだろうが!」
「からかってなんかないけど・・・真面目だよ? 終わったら言う事あるし(珍しく照れくさそうな笑顔)」
「え・・・え?」
もうほんとにやっちゃってもいい気がしてきた。
この勝ち組がぁああああ!!! チキンのクセに勝ち組とはどういう事だなにそれ美味しい!!(美味しいんだ?)
そ こ に 照 れ る のかよ!!! 違うよおっさん違うぎゃく! ぎゃーく! 言う事が先だよ残念にも程があるよおっさん・・・!
「(何照れてんだよコイツ・・・言う事? 忍野が恥ずかしがる程の事って・・・え、というか本気でヤる事以上に恥ずかしい事ってなんだよ分かんねえよ!?)と、とりあえずやめろおしの! 早く止めるんだ!」
「そうだね。早くヤろうね」
「やしか合ってねーよお願い会話して!?」
腹いてえええ・・・!www ほんとだよ子供と会話してあげて!?
「会話なら今まで散々してきたし。たまにはフィジカルにならないとね」
「フィジカルすぎる! じゃなくて! だから! じゃあ質問を変える! 変えるから手首まとめないで机に押し付けないでボタン外さないでええ!」
「だって阿良々木くんが暴れるから「何で僕なのか聞いてもいいですか!!」
「・・・うん? 何でって? あーこのボタン引っ張れば外れるんだ便利だねー」
「お前がそういう気分になったとして、何で僕を押し倒すのかって聞いてん(ぶちぶちぶちー)誰かー!!!」
おっさん答えたくないからって微妙に回避してやがる・・・!
照れ隠しに服のボタンぶちぶちぶちー。ああ、これがツンおしという奴か・・・(デレはない)
「うるさいなぁ阿良々木くん。なに、僕とじゃ嫌だって言うのかい?」
「さっきからかなりの回数で嫌って言ってるからな!?」
「知ってるかい阿良々木くん。嫌、其処はダメって言うのは所謂もっとしてくれという意味表示なのだということを」
「知って―――いや知らない知らない僕は知らないぞぉおお!? 嫌ってのは万国共通で止めてくれって意味だ!」
「其処は良過ぎるから止めてく「だーかーらー! 分かった! 何故かは知らないし知りたくもないがお前が発情しているという事だけは分かった! だけどだ! だけど相手は僕だぞ忍野! 同じ男同士のこの僕だ! お前だって男になんかキスしたくないだ―――え」
「はいキス。これならヤっても文句ないだろう?」
あー駄目だ暦が可愛すぎて生きるのが辛いからデレるしかない
「・・・なっ・・・」
「キスできるよ、阿良々木くんになら」
「な・・・な、何で・・・?」
「(あれ、急に大人しく)何でって・・・」
「何で、ぼ、ぼくにならって何で・・・」
「え・・・それは――後で言うって」
「今言え! 何で僕になら出来るのか言えこの馬鹿野郎!」
「えー・・・」
「言わねえと舌噛むぞ言っとくけど自分のだからな!」
「普通自分のだよね」
「茶化すな! ――おしの、忍野、頼むから・・・言って」
あ、ちなみに暦は泣きそうな顔してます、はい。
チェックメイトだろうおっさんこれは・・・!
「・・・頼むから、って(なんでそんな泣きそうな顔してんだこの子)」
「・・・(忍野をじっと見上げる)」
「・・・(普通、告白とかそういう場面って、もっと嬉しそうな顔するもんなんじゃなかったっけ)(なのにこの子供は)(というか、)」
告白って、どうやってするんだっけ。
「・・・おしの。・・・やっぱり、ダメか」
そう言って。その落胆したような小さな声を聞いただけで、彼が、何処かに行ってしまうような気がして、思わず、
「―――食べちゃいたい」
好きとか愛してるとか、そんな気の利いた事を言おうと思っていたのに。
「・・・・・・・は?」
ぶっは・・・! おっさんそれは反則だろ・・・!! 可愛すぎるよ!馬鹿!(思わず暴言)
やばいリアルに転がりそうごろごろ
「・・・え?」
「お、しの、今、何て「何も?」
「嘘付け今お前食べちゃ「何も言ってねえよちょっともう黙ってろ君は」
「顔あか――んぅ・・・っ!」
「・・・忘れて。今のはマジで忘れてくれ阿良々木くん」
「やだ」
「やだじゃねえ」
「やだ。絶対、一生忘れてやらない」
彼はそう言って、いつの間にか拘束を解かれていた腕を僕の首に回して、それは幸せそうに笑った。
「これ、ずっと弱味にしてやるからな」
( Д ) ゚ ゚
ま、ちょま・・・そりゃあ反則だろう暦・・・!!(前かがみ)ひい何この子背中に黒い羽が見える!! でも可愛い奴! ひぃ!
なんという予想外の結末・・・なんだよ忍野可愛いすぎんだろばか! このひわい! 必死に照れ隠ししてるんだぜ忍野さんふっふー!
「ずっと弱みにするから、だから、―――僕に優しくしろ」
あっくま・・・! 背中にちっちゃい羽がみえる・・・!(;´Д`)
「忍ちゃーん、上手く行ったけど、何か違う感じになったー」
「そうか、儂は笑い死ぬかと思ったぞ」
報告。
必死に顰め面ですぜ忍野さん・・・!
忍野があんまり可愛いこというから暦が嬉しくて若干小悪魔っちゃった!
この後、じゃあ早く食べろよとか言われて、あれーなんか想像と違う・・・と思うものの、始めてみたらがっちがちな暦にやっと安心な忍野さんでしたとさ! ふいー楽しかった・・・!
そこに安心しちゃうのかおっさん! 自分のペースじゃないとエロい事も出来ぬとは・・・とんだ残念なおっさんだよフヒヒ!
もしかして慣れてる? と自分でもよく分からない苛立ちにイライラしてしまうけど、ちょっと触っただけでガッチガチになる暦を見てほっと一息。よかった初物だった
おっさんさいてい!(腹筋が限界)<初物って
我侭だなあおっさん! 自分は慣れてるくせに暦が手をつけられてるのは嫌なんだねー分かりますけど!
「お、おしの・・・?(なんだよいきなり怖くなんなよ!)」
「ん? ・・あー、うん、何でもない何でもない(にっこり)」
「それなら・・いいんだけどよ」
「・・・あー、阿良々木くん、これは一応確認なんだけど」
「うん?」
「阿良々木くんってハツモノだよn「ほんっっとにお前は!」
ほんっ・・・とに忍野は・・・っ!(ひくひく)どうしようもない大人発見です!
「(ハツモノに決まってんd・・・)・・・違ったらどうすんだよ」
「どうもしないけど・・・(黙考)・・・悔しい気がする」
「そ・・・そうなのか(ちょっと嬉しい)」
「だから是が非でも僕相手が初めてな事を探求して刻み込むしか「初めてだから優しくしてえ!」
どうしよう、忍野さんの残念っぷりが好き過ぎてたまらないんです、ががが・・・!(ぶるぶる)
冷静にふむ、とか言いながら刻み込むとか言うんだぜなにこのおっさんこわい・・・!
「そう? ならいいんだけど」
「・・・お前って意外と拘るんだな。そういうのと全然気にし無さそうに見えるけど・・・」
「うん? ・・・まぁ確かに僕も今までそんなに気にしたこと無かったけど・・・なんでだろ、なんで阿良々木くんだけこんなに気になるんだろ。阿良々木くん分かる?」
「・・・、っ、・・ッ!(ぱくぱく)」
残念というかアホな子に・・・!
ちょっ、あほなこ万歳・・・! 暦も言葉を失うしか・・!
(お・・・忍野って、モテてたんじゃ、ないのか・・・?)
「うーん・・・ああ、そうか。阿良々木くんが素直じゃないからだ」
「はあ?」
「申告されない事を探るのって苛々するものなんだねえ」
「・・・(こいつ・・・っ)」
「――うん、そうだな、知りたいよ。阿良々木くんの事を。好きなものも嫌いなものも。君の事を」
「――!(かああ)」
口説いてみた!今更!
残念忍野さんブームがとどまるところを知らないのは困ったもので。
あーんな万能な彼が、恋愛偏差値だけ激低だったら、ちょっと萌えませんか。萌えませんかねえ。
でもきっとそろそろクールでカッコいい忍野さんブームが来る事でしょう。
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